本田圭佑のツイートが大炎上した理由 日大アメフト部の責任と私刑の問題

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 とはいえ、ひとつ気になるのが、この騒動がいわゆる「ネット私刑」の様相を呈している面もあることだ。お笑いタレントのスマイリーキクチはこのようにツイートして注意喚起した。

<日大アメフト部の監督とコーチの住所や家族を見つけ出し、ネットに晒そうとする人達がいる。あの2人を擁護する気持ちはないけどそこまでする必要もないと思う。情報ではなく憎悪の共有、言葉の集団リンチは情報化社会の病巣かもしれない。批判と中傷は別だし、正義と暴力は微々たる差だと意識しよ>

 スマイリーキクチといえばかつて、悪質なインターネットユーザーのイタズラにより、ある殺人事件の犯人だとする根も葉もないデマが流布されて誹謗中傷を受けている。そんな彼の発言だけに、この注意喚起は重く響く。

 実は、スマイリーキクチが指摘した個人情報を晒し上げる問題の他にも、井上コーチが過去にゲイビデオに出演していた疑惑をあげつらってネタにされる状況も起きている。悪質タックルや、その後の経緯について声が起きることはわかるが、だからといって、監督やコーチのプライバシーを暴き、罵倒することが許されるわけではない。

 今後も、内田前監督をはじめとした日本大学の暗部は徹底的に炙り出される必要があるが、白日の下に晒されるべきは日大アメフト部の監督やコーチの責任問題であって、彼らのプライバシーではないことは留意しておく必要があるだろう。

(白石 広)

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