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石原さとみが問題脚本家・野島伸司ドラマに初主演でどんな化学反応が?

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ドラマ『高嶺の花』公式webサイトより

ドラマ『高嶺の花』公式webサイトより

 石原さとみ(31)が、7月より放送開始の日本テレビ系水曜22時ドラマ『高嶺の花』で主演を務めることが発表された。脚本は野島伸司で、共演者は地上連ドラに初出演となる銀杏BOYZの峯田和伸(40)だ。石原と峯田で<美女と野獣の超・格差恋愛!>を描くとの触れ込みである。

 石原さとみといえば、2016年に同枠で放送された『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)や、今年13月放送の『アンナチュラル』(TBS系)といった主演ドラマが好評で、いずれも平均視聴率2ケタ台をキープ。今もっとも人気、実力、そして安定した数字を持つ女優と評されている。わずか1クールしか間をおかずに再び連続ドラマ主演、まさに引っ張りだこということだろう。しかし気になるのは、脚本の野島伸司との食い合わせだ。

 野島伸司は90年代、“タブー”を扱った“過激”なドラマ作品をいくつも生み出し、ヒットさせた功績を持つ。代表作は、『高校教師』(1993年/2003年、TBS系)、『ひとつ屋根の下』(1993年/1997年、フジテレビ系)、『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』(1994年、TBS系)、『家なき子』(1994年/1995年、日本テレビ系)、『聖者の行進』(1998年、TBS系)など数多い。教師と生徒の恋愛、いじめ、自殺、性的虐待や性犯罪、障害者差別といったセンセーショナルな題材を詰め込んで視聴者の興味をひきつつ、ちょっと文学的なにおいをさせるのが野島作品の特徴だった。

 00年代に入ってからは『あいくるしい』(2005年、TBS系)や『薔薇のない花屋』(2008年、フジテレビ系)、『理想の息子』(2012年、日本テレビ系)、『OUR HOUSE』(2016年、フジテレビ系)など、家族愛や親子の絆を描いた“心温まる”系の作品も手掛ける。ただ、虐待を受けた子供を“名もなき戦士”と表現するようなところが、筆者は苦手であった。

 一方でここ12年、野島伸司はゴールデンタイムの連続ドラマではなく、ネット配信のドラマを手掛ける機会も増えてきたのだが、『パパ活』や『雨が降ると君が優しい』などは90年代の野島ワールド寄りだ。ネット配信であることをいいことに、のびのびやりたい放題やっているのかもしれない。

 では、7月スタートの『高嶺の花』はどんなあらすじなのかというと、華道の名家に生まれすべてを兼ね備えた29歳のハイスぺ女性・月島もも(石原)が、ハイスぺ婚約者の裏切りで男性不信・自我崩壊に陥り、そんな時、素朴で平凡な39歳の中年男性・風間直人(峯田)と出会い、“格差”という障害がありながらも心を通わせていく……というラブストーリーだという。<美女と野獣の超・格差恋愛!><高嶺の花が地上に舞い下りたとき、二人はまさかの恋に落ちる…!><忘れられない亡くした恋、次々現る愛の刺客、二人に試練が山ほど訪れる! 野島伸司が贈る、怒涛の純愛エンターテインメント>と煽られまくっているが、果たして。

 すでにオープンした『高嶺の花』の公式サイトには石原さとみの意気込みが掲載されているが、彼女は<『野島伸司さんの脚本でラブストーリーをやりたい』とずっと言い続けてきた>のだという。<今回、願い叶って野島さんとご一緒できることがとても嬉しく身が引き締まる思いです。『高嶺の花』は、言わば“怒涛のラブストーリー”。台本を読んだだけで震えるくらい心を揺さぶられ、深くハッとさせられる台詞のオンパレードです。プレッシャーは相当ありますが、自分自身との戦いだと思い、負けないよう挑戦したいと思います!>と野島脚本を気に入っている様子だ。<震えるくらい心を揺さぶられ、深くハッとさせられる台詞>に期待したい。

中崎亜衣

1987年生まれの未婚シングルマザー。お金はないけどしがらみもないのをいいことに、自由にゆる~く娘と暮らしている。90年代りぼん、邦画、小説、古着、カフェが好き。

@pinkmooncandy

バナナ&ストロベリー

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