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岡山県女児殺害事件で逮捕された容疑者は、幾度となく女児を狙った暴行事件を起こしていた

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Thinstock/Photo by Antonprado

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 今月30日、岡山県警は20049月に岡山県津山市で小学3年生の女児が殺害された事件について、勝田州彦容疑者を逮捕したことを発表した。勝田容疑者は、殺人未遂事件の犯人として逮捕されており、現在は岡山刑務所に服役中。岡山県警によれば「刃物で刺したというところ以外は、僕がやったことに間違いありません」と供述しているという。県警は2004年の事件で殺害された女児の死因は窒息と失血としている。

 また勝田容疑者は、20155月に兵庫県姫路市の路上で女子中学生の胸や腕を刺した殺人未遂事件の犯人として、201610月に懲役10年の実刑判決が確定している。その裁判でも、女子中学生をナイフで刺したことは認めた一方で殺意は否認。「腹部を刺された女の子が苦しんでいる姿を見たかった」とも供述していた。

 勝田容疑者が逮捕されたのは2015年の事件が初めてではない。2000年に兵庫県明石市で10歳前後の女児数名の腹部を殴ったりドライバーで突くなどの暴行・強制わいせつの罪で逮捕、執行猶予つきの有罪判決が下され、さらに2009年には、小学1年生の女児の腹部を殴ったことで逮捕、懲役4年の実刑判決が下されている。

 これらの事件の被害者はすべて女児であり、勝田容疑者が女児に強い執着を持っていることがわかる。2015年に起こした事件の裁判では、勝田容疑者が以前から繰り返していた自らの腹部をナイフで刺す自傷行為を医師から止められたことで、現実の女児の腹部を刺したいと考えるようになったことが明らかになっている。弁護側は、勝田容疑者が中学時代に受けていたいじめによって形成された特異な性癖が原因であることや、謝罪と反省の意思があることを主張していたが、裁判長は、「いじめなどの影響は自傷行為に留まり、少女の腹部を刺したいという願望は後のこと」と退け、犯行後に服装を変えるなど計画性が高く、身勝手な動機で少女に恐怖を味あわせたことなど、犯行の悪質さを指摘していた。

 岡山県警は30日から勝田容疑者の実家を捜索し裏付け捜査を進めているという。

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