ビッグデータ分析システムの研究開発を行っている「ユーザーローカル」の“Instagram フォロワー数ランキング”によると、国内第1位は渡辺直美(30)のアカウント。第2位の水原希子(27)はフォロワー数500万だが、渡辺直美は大差をつける800万のフォロワーを集めている。このフォロワー数の多さから世間では“インスタ女王”と称される渡辺直美だが、なぜ彼女のインスタはこれほど支持されているのだろうか。
渡辺直美のアカウントを見てみると、まずテレビ共演者との写真の投稿が多い。友近(44)や徳井義実(43)、千鳥といった芸人仲間の他、香取慎吾(41)や星野源(37)などとのツーショットも並んでいる。ポップな衣装に身を包んでいる自撮り写真も多く、5月30日には厚底のクロックスを履いたニューヨークでの一枚を投稿。「KUSO NEMUI」「YES JISABOKE」というコメントも添えられており、相当オシャレな写真だが“時差ボケ”を報告する投稿のようだ。
どれも“インスタ映え”する画像ばかりで、さすがはインスタ女王といったところ。彼女自身のヘアやメイク、ファッションがインスタに映えるスタイルであり、ただ写真として綺麗なだけでなくインパクトも抜群だ。しかし、それだけで800万ものフォロワーを集めることができるわけではない。“インスタ映え”する画像を集めることは、多くのインスタグラマーにとって基本のキ。渡辺直美がインスタ女王として君臨している理由は、実はそこではない。なにしろ彼女自身は、インスタ映えを意識していないというのである。
昨年12月発売のファッション誌「S Cawaii!」(主婦の友社)に登場した渡辺直美は、“インスタ映え”について言及。「みんなインスタ映え、インスタ映えって言うけどわたしははそういうの好きじゃない。もう、インスタ蝿に変えちゃわない!?」「わたしが旅行やディズニーランドに行くのはインスタのためじゃない。楽しいことがしたいから」と持論を展開している。
また、四六時中スマホと睨めっこしている訳でもない模様で、5月15日放送の『踊る! さんま御殿!!』(日本テレビ系)では食事中にスマホを出すことが好きじゃないと話し、LINEの返信も食事が終わってからするという。彼女のインスタに対する姿勢はドライで、スマホに依存していない生活をしているようだ。
そう考えてみると、インスタ映えのために写真を撮るのではなく、いつでもその場面そのものを楽しむ彼女のスタイルが、写真にも反映されているということだろうか。狙いすましていないことが逆に他のインスタグラマーとの差別化になっているのかもしれない。加えて今年2月放送の『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)で香取慎吾に写真の色合いをアドバイスしたりと、もともとのセンスが抜群であることは大きい。あえてインスタ映えしない写真を投稿する“インスタ萎え”を取り入れたりと、トレンドも押さえている。
そんな渡辺直美は6月4日放送の『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演。同番組で彼女はロンドンに行くそうなのだが、“インスタ女王”が現地でどのようなトークを展開するのか注目したい。
(ボンゾ)