
『BLUE』NEWS
5月末にNEWSの小山慶一郎(34)と加藤シゲアキ(30)の声が録音された“飲み会”の音源がネット上に流出し、未成年女性に飲酒を強要したという疑惑が持ち上がっている。この問題を6月7日発売の「週刊文春」(文藝春秋)および「女性セブン」(小学館)が記事化したが、両者のスタンスは真逆だった。音声の録音場所は六本木の飲食店、録音時期はこの冬であり、同席していた未成年女性に酒を飲むよう小山が煽ったことについてはどちらも事実として記載しているが、「文春」が「未成年と知らなかったでは済まされない」と糾弾するのに対し、「セブン」は「年齢を偽り、アイドルに接近した未成年女性側に問題がある」との論調だ。
なにしろ「女性セブン」の見出しは、<NEWS小山慶一郎・加藤シゲアキ 未成年飲酒騒動 あの夜の会話をネットで流出させた女子の正体>である。記事によれば、その飲み会に参加していた女性は4名。別の飲食店のオーナーが「NEWSのメンバーと飲みたくないか?」と声をかけて集めた女性たちで、音声データに記録されている“コール”で名指しされたA子さんは19歳の女子大生だが「20歳」と年齢を偽っていたという。
同誌はA子さんが大学生でありながらガールズバー店員でもあるとして、ガールズバーは「芸能界に興味のある子にとってはチャンスをつかむ可能性のある“職場”」、<そこで働く女子大生の中には、芸能人と“お近づき”になることを目的としている子もいる>、「A子さんもそうです」と、A子さんについての詳細を綴る。また、音声をネットに流出させたのは、小山・加藤と親しくしているA子さんに嫉妬した別の女子大生だとの噂がある、としている。
そのうえで、今回のデータ流出の“犯人”について、違法性はないものの「プライバシーの侵害や名誉毀損の損害賠償を請求することは可能」と警告。<一般社会において、実際、誰かの同行者が未成年であった場合、本人が成人だとウソをついたとしたら、その確認をするのは極めて難しい>と、小山と加藤にすこぶる同情的だ。
また、ジャニーズ事務所の事情聴取を受けた二人が<未成年じゃないと確認もして気をつけていたのに…とショックを隠せず、憔悴しきっていた>とし、<騙された部分があり同情の余地がないとはいえない>とも。こうなると、プライバシーを一方的に暴かれた被害者のようだ。
ジャニーズ事務所は「宴席等での不適切な行動の根絶に取り組む」とのことだが、素性のわからない一般の女子大生ではなく、芸能事務所に所属するタレント女性と飲めばいいのではないだろうか。それとも、後者ではしがらみがあったり、御しにくいために、素人女性を飲み会に呼びたいのだろうか。
いずれにしろ、NEWSファンはショックを受け動揺している。ファンあってこそのアイドルグループである以上、彼らは公式なコメントを出したほうがいいだろう。