連載

激しい姉妹差別の末に絶縁した親の「介護問題」

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 トピ主一家のみならず「介護は子供がするもの」というあたりまえがまだ世の中には存在するが、家族だけでこなそうとしても無理があることは少しずつ認知されてきている。施設に入ることも検討して良いのではないか(空きを探すのに苦労するかもしれないが)? もしトピ主がその選択肢は初めから存在していないかのように思い、「介護は子供がするもの」と思い込んでいるとしたら、トピ主も親からそうした価値観を刷り込まれた被害者であるようにも見えてくる。

「まず、幼少期の姉への虐めの責任を、あなたが取る必要はないと思います。
幼い子供にとって、母親は世界の全てでしょう。まして聡く小賢しい子供であったのなら尚更、母親が何を望み、どう振舞えば喜ぶのか、理解してその通りに行動するのは簡単だった筈。
子供が母親に倣うのは当たり前のことです。
すべては母親があなたにさせた事です。
無垢な子供に、苛めという醜い行為を教えこんだ、母親の罪は重いですよ。
母親が自ら姉娘を虐めることも罪深いですが、同時に、母親が妹娘に姉娘を虐めさせることも同じくらい罪深いことです。
今姉に対して罪悪感を植え付けられているあなたもまた、母親の虐待の被害者である、という事実は認識するべきです」

 本当にそう思う〜。さてさてそんな中トピ主レスが書き込まれた。

「励ましや叱責、そしてご批判のお言葉も、すべて、真摯に受け止めながら、拝読させていただいております。本当にありがとうございます。もう、私はダメ人間過ぎです。残酷で思慮のない、最低な子供だったと、懺悔と後悔と反省あるのみです。
もうすこし話してよいでしょうか?
“親を捨てた姉を許せない”は、たしかに自分でも矛盾している言葉だと思い。猛省しています。母がことあるごとに『あいつは、産んで育ててやったのに恩を仇で売って、親を捨てるようなろくでなしだ。あんな悪い子は、いったい誰に似たんだか。産んで損した。』と、繰り返し繰り返し、恨み節を唱えるので、母が姉を許せないのを、私が代弁しているようになってしまいました。母とは一心同体のような密着生活でしたので、母の都合のよいようにマインドコントロールされているところがあるかもしれません。
姉は、私に不満や怒りをぶつけることはありませんでした。私がけんかを吹っかけても乗ってきませんでした。私の機嫌を損ねれば、私が母に告げ口して、母がますます姉を苛めるだろうと思って、私との接触をあえて避けていたのかもしれません。姉は子供ながらに保身術と処世術を身に着けていたのだろうと思います。
姉はこのまま連絡せずにそっとしておきたいと思います。母のせいで、私達は仲良くしたことはないので、これからも距離が縮まることはないと思います。たしかにおっしゃるとおり、自分はひとりっこだと思えばよいのですよね。
今後のことですが、私はお恥ずかしながら独身で、幸い、フリーの仕事で時間と場所は自由がきくので、近いうちに実家に帰って仕事を続けながら、無理のない範囲で両親の面倒を見たいと思っています。親には多少の蓄財があり、私一人では看きれなくなったら施設に入ってもらうことも考えています」

 もとはといえば母親に全ての原因があるにもかかわらず、こうして大人になってから姉と没交渉にならざるを得なくなったトピ主が若干気の毒だ。ただ、トピ主も虐待の被害者とはいっても、結婚時には成人していたのであるからもう少し姉側に立って振舞うこともできたのではないかとちょっと思う。虐待被害者ゆえに完全に母親にコントロールされていたのかもしれないが……

 しかし母親はなぜそこまで姉をいじめていたのだろうか? 人間誰しも好き嫌いや相性が合う合わないがあるものだが、結婚式というハレの日ですら「お前の結婚式なんか出るもんか」と悪態をつくなど、正気なのか? と心配になるレベルである。死ぬ前にそこを語ってくれれば良いのだが……

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