
美馬怜子オフィシャルブログより
6月13日放送の『有田哲平の夢なら醒めないで』(TBS系)にモデルの入澤優が出演。過去に整形したことを告白した。番組中、共演者の美馬怜子が「すれ違いざまに『韓国量産型の顔』と言われる」「誤解ですから」と整形を疑われていることへの不満を口にすると、司会のくりぃむしちゅー・有田哲平は「(自分は)特に男性なので(どれが整形なのか)わからないです。でも、わかります。(整形)してますよね」とツッコミ。美馬は「メイクでかなり変わるんです」「(目元に傷があるのは)小さい頃に転んで目を怪我したことあるんですよ」と反論したのだが、そこで入澤が「私、整形してます」「三重だったんですけど、化粧するのが面倒くさくて整形しちゃいました」と三重から二重に整形したことを告白した。埋没法で費用は2万円ほどだったという。
美馬が「(入澤は)もっと(整形)したほうがいい」とキャットファイトを仕掛けると、入澤優は「美馬さんみたいな人工的な顔にはなりたくない」と応戦。入澤は続けて「大学生の友だちはみんなやってた。整形なんて簡単」と手軽さを語り、「美馬さんも(整形したって)言っちゃえばいいのに」とアドバイスし、スタジオ内の笑いを誘った。
確かに美馬怜子は、その名前をネットで検索すれば最上位に「整形&豊胸疑惑」のページが出てくるタレント。オフィシャルページよりも上にずらっと“疑惑”が並ぶ。騎手の武豊との不倫騒動で話題になったが、そのゴシップよりも個性的な容貌への注目度が高いということになる。人工的な顔だと認識されていることは事実のようだ。
ジャパンネット銀行が運営するサイト「KOUZA」が18歳~25歳の男女を対象に行なった、「新生活の恋愛」に関する意識調査では、美容整形についても興味深い結果が明らかになっていた。「新生活に向けてすることは?」という質問に、女性の13%が「プチ整形」と回答しているのだ。41%が「節約」、32%が「髪型を変える」と開きはあるが、1割以上の若い女性がプチ整形を念頭に置いていることになる。入澤優が「友だちみんなやってた」と話したように、若い女性の間で整形の関心は高まっているようだ。いや、この調査は対象が18~25歳だが、それより上の世代でもアンチエイジングの施術を含め、整形へのハードルは下がっている可能性がある。
これまで日本では「親にもらった体を加工するなんて」と整形をタブー視する風潮があり、芸能人の“整形疑惑”へのネットの反応などを見ると今もなおそう信じる人は少なくないことがわかるが、一方で、抵抗感の薄い人々もいる。美容医療の進歩により、ヒアルロン酸の注入や小顔になるための注射など、安価で手軽にできる整形が増えている点がその理由だろう。入澤の言う通り、簡単に整形が行えるようになったため、整形への抵抗が下がったのかもしれない。
また、SNSの普及も整形への関心の高さと関係があるのではないだろうか。自身の写真を簡単に世界に発信できるようになったことで、その容姿を“評価”される機会も増える。その結果、よりよい自分を見せるための手段として整形という選択肢を意識することもあるだろう。もちろん、写真や動画はメイク・照明・修整加工など整形以外の手段でもいくらでも“盛る”ことが出来るが。
ちなみに、中国ではエステや美容整形などの“自己投資”を「綺麗になるための努力」と捉える傾向がある。日本でも近々、「目元、可愛くなったね」「どこの整形外科がオススメ?」といった会話が日常的になるのではないか。整形に関して、加齢とともに崩れることや失敗のリスクなどの懸念もあるが、極秘裏に行われるのではなく、オープンに情報共有する傾向が広まれば、事前の情報収集もしやすくなり安心感は増す。悪質な業者も淘汰されるだろう。