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東方神起ライブでの「猿まね」物議、ヘイト感情を煽る行為か

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東方神起 『Reboot』avex trax

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 東方神起のユンホ(32)が、610日に横浜市の日産スタジアムで行われたライブ「東方神起 LIVE TOUR 2017 Begin Again~」のステージ上で、「猿まね」に該当するような変顔や動作を行ったことが物議を醸している。同日のライブはWOWOWで生中継されていたため、ユンホがわざと鼻の下を伸ばしてみせたり両手を上げたりして「猿まね」をする姿はライブ会場の観客だけではなく多くの視聴者の目に留まり、ネット上で写真や動画が拡散されている。また、ユンホは「猿まね」を行う際、観客に自分の真似をするように呼び掛けていたとも指摘されている。

 東方神起は今年4月にも、新曲『Love Line』のミュージックビデオに登場するCGの世界地図で日本だけが削除されていたということがあり、「日本に対するヘイトではないか」という批判が相次いだ。しかし所属事務所は公式サイト上で、制作会社のCG編集過程で問題があったと説明し謝罪し、映像は修正作業が施された。日本だけを削除した世界地図の演出が、そもそもメンバーの提案によるものだったのかは不明だが、それからわずか2カ月しか経たぬうちに今回の「猿まね」とあって、批判や落胆の声は一段と大きくなっている。

 「猿まね」が日本人を侮辱する行為であり人種差別にあたることは、広く認識されていると考えて差し支えないだろう。特に日韓の間ではこれまでにも何度か騒動になっている。たとえば、2013年に草彅剛(43)が韓国のバラエティ番組に出演した時に、タレントのユ・セユンが草彅剛に向かって「猿まね」をする一幕があった。また2011年のサッカーアジア杯の日韓戦では、ゴールを決めたキ・ソンヨン選手が「猿まね」を行った。いずれもメディアやネット上で厳しく批判され、問題化していた。

 日本で多くのファンを抱えて活躍する東方神起のユンホ。たとえ彼に差別や侮辱の意図がなかったとしても、ヘイト感情を刺激する行為であったことは事実であり、無知が言い訳にはならない。実際、今回の件を受けての東方神起への“批判”には、“批判”というより“暴言”のような過激さを持つコメントも多くあり、差別感情を抱える人間同士の対立を煽ってしまっている。

 自分としてはそのような意図がなかったとしても、人種差別や侮辱と受け取られかねない行為には十分、留意しなければならないのである。東方神起がトップアーティストであるからこそ、ステージでの一挙手一投足がどのような影響を与えるのかを踏まえた上でのパフォーマンスが求められる。

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