紗栄子が明かした「罪悪感」の正体とは

【この記事のキーワード】

安藤サクラは「全力を家庭に注ぐべきだと思っていた」

 2017年6月に第一子となる長女を出産し、産後数カ月で現在大ヒット上映中の映画『万引き家族』の撮影を行ったという女優の安藤サクラ(32)もまた、<母親となり、仕事をすることに「罪悪感」を感じたこともあった>という。

 安藤サクラは、今秋のNHK連続テレビ小説『まんぷく』でヒロインを務める。朝ドラ史上初の「ママさんヒロイン」として話題になったが、安藤サクラ自身は今年1月の発表会見の挨拶で<実は子どもを産んだらお仕事をほとんどしないつもりでいた>と語っていた。

 BUZZ FEED JAPANのインタビューで安藤サクラは、姉(映画監督の安藤桃子)が子育てに専念している様子を見て<私もそうあるべきだと思っていた。自分の母親も働いていたから、逆に私もずっと一緒にいよう、保育園も入れず、一緒でいようと思っていた>と答えていた。

 また、<働いちゃいけないとどこかで思ってました>という彼女は、結婚した以上は<夫の妻、柄本の嫁に行って夫の収入で生活をしている><私が仕事をする理由は特にないから、全力を家庭に注ぐべきだと私は思っていたし、そうでありたいという理想があった>そうだ。家計を支えるためではなく自分のために仕事をすることに、<疑問、罪悪感を感じていた>というから、紗栄子とはまた違う意識であったのだろう。

 しかし朝ドラヒロインのオファーを受けたのは、家族をはじめとした彼女の周囲の人々が、「妻は夫の収入で暮らすべき」「全力を家庭に注ぐべき」という意識を特に共有しておらず、「自分のために仕事をすること」に疑問を持たなかったことが大きい。それによって彼女は、<自分の中の妻たるものはこうあるべき、母たるものはこうあるべきというものが崩れ>たのだという。

 安藤サクラの場合、夫や義両親に嫁として専業主婦になってほしいとか、子育てに専念してほしいと求められたわけではなく、自分の中で構築された<こうあるべき>だったようだ。母親が(妻が)働くことで生じる罪悪感というのは、子供のためとか子供目線に立ってというより、結局は自分や社会の側、つまり大人の思惑で生じているのではないか。実際には、母親が働いている子供の多くは保育園やベビーシッターなど、プロによる保育サービスを受け、すくすくと育つ。四六時中べったり一緒にいなくても、母から子への愛情に欠けるということはなく、親子関係を築くことが出来ると、多くの家庭がすでに証明しているのではないか。

1 2

「紗栄子が明かした「罪悪感」の正体とは」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。