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美容家・IKKOさんがテレビから消えない理由

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IKKO Twitterより

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 「どんだけ~」「背負い投げ~」といったフレーズを駆使して、現在もバラエティー番組などで大活躍しているIKKO(56)。テレビに出始めた当初は、いわゆる“オネエタレント”がブームになり、複数の女装家やドラァグクイーン、ゲイ、トランスジェンダーらをテレビバラエティが起用していた。IKKOはもともとは女優やタレントのメイクアップアーティストという裏方の立場であったが、今では彼女自身がタレントでありカリスマ美容家という地位を築いている。移ろいやすいテレビの業界で、彼女は生き残るべくして生き残ってきた。

 「北九州美容専門学院」を卒業後は、横浜の高級美容室「サワイイ」で8年間修業したIKKO。メイクアップアーティストを目指して独立し、ヘアメイク事務所に所属した後、1992年に30代で“アトリエIKKO”を設立する。「ピーチスキン」や「和装ヘアメイク」など様々な技術のエキスパートになり、「女優メイクといったらIKKO」と言われるほどの評判だったという。女優の高橋ひとみはIKKOを専属メイクに指名し、私生活でも大の仲良しである。

 そうして長くメイクアップアーティストとしての腕を磨いてきたIKKOが、テレビに出るきっかけとなったのは、昼のワイドショー番組のメイク企画だった。TBS系『ジャスト』『2時っチャオ!』で美容に関するコーナーを持ち、他局のゴールデンタイムの番組にも“オネエタレント”として進出。「どんだけ~!」が流行し、お笑い芸人にまじって違和感のないテレビタレントになった。IKKOの本当にすごいところは、“カリスマ美容家”と称されていながらも“笑われる”タレントとしての役割を全うし、ベストを尽くすことにあるとマツコ・デラックス(45)は評している。

 2014年放送の『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)で、マツコ・デラックスが「私、IKKOさんに対してのコンプレックスがすごいのよね」と打ち明けたことがある。この日の番組では、“笑わせる”芸能人と“笑われている”芸能人についてマツコが持論を展開。「『笑われる』って、そんなにダメなこと?」と切り出し、醜態をさらけだしながら笑われることが「笑いの原点」と訴えた。さらにマツコはそのようなタレントに“敗北感”を抱いていると語り、その例として挙げたのがIKKOだったのだ。「本当に真剣にやってるのよ……、真面目な人だから」と、IKKOを分析したマツコ。確かにIKKOはいつだって一生懸命だ。

 さらにIKKOは番組収録外での気配りにも定評があり、『バイキング』(フジテレビ系)で共演している坂上忍(51)も“IKKOさんは誕生日に毎回プレゼントを用意している”と告白。そして「すごい方です。見習えるところは見習いましょう」と尊敬の言葉を口にしていた。そんなIKKOの気配りぶりは、チョコレートプラネットも正確にモノマネしている。

 多くの著書では外見の美しさと内面の美しさ、どちらも大切だと説き、一方でテレビに出れば全力で“笑われる”。IKKOの地位は不動だ。

(ボンゾ)

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