社会

「#こどものいのちはこどものもの」児童虐待の根絶へ、大きなうねり

【この記事のキーワード】
Thinstock/Photo by Sasiistock

Thinkstock/Photo by Sasiistock

 東京都目黒区で5歳の女児が虐待死した事件を受け、コラムニストでエッセイストの犬山紙子さんの呼びかけで、眞鍋かをりさん、坂本美雨さん、福田萌さん、ファンタジスタさくらださんたちタレントが集結、各々のTwitterアカウントでハッシュタグ「#こどものいのちはこどものもの」を使った呼びかけを始めている。

 子育て中の親である5人は、BUZZ FEED JAPANでも活動表明を行い、児童虐待防止対策を求める署名活動などを行う「なくそう!子どもの虐待プロジェクト2018の共同発起人にも名を連ねている。今後は自治体に対策を求める申し入れも検討中とのことだ。児童虐待に向き合うプロジェクトチームを結成した。つるの剛士、一青窈、Bose、辰巳琢郎、乙武洋匡や、も共同発起人だ。また、メルカリなど一般に馴染み深い企業をはじめ数十もの企業が賛同している。なお、#こどものいのちはこどものもの は、獨協大学特任教授でコラムニストとしても活躍中の深澤真紀氏の考案で、子供にも読めるようひらがな表記にしたそうだ。

 目黒の事件が報じられた際、5人はそれぞれSNSで悲しみや憤りを語っていた。67日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)にコメンテーターとして出演した犬山紙子さんは、コメントを求められ、涙で声を詰まらせながらも、児童虐待被害に遭っている子供たちを救う対策を大人が考えていく必要性に言及し、同日にはTwitterでハッシュタグ「#児童虐待問題に取り組まない議員を私は支持しません」を作り、声を上げた。これに賛同した眞鍋かをりさんもTwitterで<まず子供を保護する仕組みが必要なのでは>と意見を綴った。

 繰り返される児童虐待の報道には心が痛くなり、思わず目を背けたくなることもある。痛ましい事件の報道と同時に、児童相談所の人手不足や情報共有の難しさなど、虐待を受けた子供を守り支援するため体制が不十分であることが指摘されるのもいつものことで、何も変わらないと絶望感や無力感を抱く人もいるかもしれない。しかし著名タレントたちが「#ひとごとじゃない」と声を上げ活動を表明することは、児童虐待問題が“解決すべき問題だ”という認識を広め、大きなうねりを起こすことにきっとつながる。関心を持ち続けること、声を上げることには意義がある。

中崎亜衣

1987年生まれの未婚シングルマザー。お金はないけどしがらみもないのをいいことに、自由にゆる~く娘と暮らしている。90年代りぼん、邦画、小説、古着、カフェが好き。

@pinkmooncandy

バナナ&ストロベリー

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

[amazonjs asin=”4022737433″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”児童虐待から考える 社会は家族に何を強いてきたか (朝日新書)”]