6月7日から活動を休止していたNEWSの小山慶一郎(34)が、20日間の“自粛”を経て6月27日に仕事を再開した。5月からネット上で出回りファンを中心に問題視されていた“飲み会音源”を、6月7日の「週刊文春」(文藝春秋)が記事化。小山慶一郎と加藤シゲアキ(30)が、未成年女子も参加している飲み会をしたこと、特に小山が「●●(女性名)ターゲット、●●ターゲット、飲み干せっ!」等とコールして未成年の女性にも飲酒を煽っていたことが広まると、テレビ局やジャニーズ事務所もさすがにスルー出来なくなったのである。
この飲み会について参加者にヒアリングしたというジャニーズ事務所は、「当該女性から会話や携帯電話のメッセージ等において年齢を『20歳』であると告げられており、当日も、参加者の中に未成年者が含まれているとは認識しておりませんでした」とコメント。一方でこの事態を重く受け止め、小山に活動自粛、加藤には厳重注意の処分を言い渡していた。とはいえ加藤は何事もなかったのと同じように7月からの主演ドラマ、小山もわずか20日間の休業で復帰。
6月14日には手越祐也(30)にも“文春砲”が飛び、若い男女とのパーティーでカラオケに興じている手越の映像が公開され、この時同席していた女性タレントも未成年だという報道があった。手越に関しては、ジャニーズ事務所はその映像を事実と認めることも、未成年の同席について言及することもなく、もちろん手越の反省コメントや活動自粛も何もなかった。この間、ジャニーズ事務所は所属タレントたちへのコンプライアンス講習を実施し、意識向上を促したというが……。
6月20日にNHKが開いた定例放送総局長会見では、木田幸紀放送総局長がジャニーズタレントの相次ぐ不祥事に苦言を呈していた。同日に公開された「日刊スポーツ」の記事によると、彼は「事務所が責任をもってコンプライアンスとか、教育を徹底していただきたい。タレント、アイドルである前に社会人ですので、自覚と責任を果たしていくよう指導をお願いしたい」とコメント。確かにここ最近のジャニーズタレントが起こす不祥事は目に余るものがあり、番組で起用するテレビ局も腹に据えかねているのだろう。
なにしろ4月に元TOKIO・山口達也(46)の未成年に対する強制わいせつ容疑での書類送検があったばかりというタイミング。爽やかなイメージを買って起用しているにもかかわらず、表のイメージを覆すような“裏の顔”を見せられては当然困るだろう。そしてどのタレントも30~40代のいい大人の男たちだ。信頼を裏切るような真似をこれ以上繰り返せば、磐石のはずのジャニーズによるテレビ支配も崩れていく。
アイドルといえど、恋愛しようと結婚しようと基本的には本人たちの自由。また、酒を飲んで楽しくはしゃぐこと自体も問題ではない。Hey! Say! JUMP・岡本圭人(25)のように“キャバクラ遊び”をスクープされても、アイドルの素行としてはファンを悲しませるものの、法に触れてはおらず危険行為でもないだろう。しかし、未成年への飲酒強要や、相手の年齢を問わず性的なものも含め暴力的な態度・行為、また一気飲みを煽る危険行為など、決してあってはならない行動。マスコミを統制し表に出ないようにすれば、バレなければ良いというものではない。“コンプライアンス講習”で、タレントたちはその重要性が腑に落ちただろうか。これ以上“暴走”が続かないことを祈るばかりだ。
(ボンゾ)