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2018夏ドラマ、TBSは漫画原作2本とヒット映画スピンオフで手堅い路線

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『この世界の片隅に』公式サイトより

『この世界の片隅に』公式サイトより

 7月2日、特別番組『関口宏の東京フレンドパーク2018 7月ドラマ大集合SP!!』(TBS系/以下同)が放送される。同番組には、7月スタートの連続ドラマに出演するキャスト陣が多数出演。この夏も、興味深い新ドラマが目白押しだ。看板枠である日曜劇場は名作漫画を原作にした『この世界の片隅に』、『逃げるは恥だが役に立つ』などのヒットで注目枠となった火曜ドラマは『義母と娘のブルース』、そして家族モノからミステリー、青春学園ドラマまで幅広く扱う金曜ドラマ枠では『チア☆ダン』を放送するTBS。『東フレ』ではそれぞれの作品の出演者が、定番アトラクションに挑む。

 今回『東フレ』に集結するのは、『この世界の片隅に』から松本穂香(21)、松坂桃李(29)、村上虹郎(21)、二階堂ふみ(23)。『義母と娘のブルース』からは、綾瀬はるか(33)、竹野内豊(47)、佐藤健(29)、浅利陽介(30)。『チア☆ダン』のキャスト陣では、土屋太鳳(23)、石井杏奈(19)、佐久間由衣(23)、阿川佐和子(64)が出演する。

 日曜劇場『この世界の片隅に』は、こうの史代の漫画作品を原作としたドラマ。原作は第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、2016年に公開された片渕須直監督による劇場版のアニメーション作品も高く評価されロングラン上映となった。同作では能年玲奈(のん)が主人公“すずさん”の声優を務めたが、その雰囲気があまりにピッタリだという面でも話題に。実は2011年にも実写ドラマが2時間特番として制作されている(放送局は日本テレビ)が、当時“すずさん”を演じたのは北川景子で、夫役は小出恵介だった。今では再放送が難しい作品となってしまった。

 今回“すずさん”を演じる松本穂香はauのCMでもお馴染み。広末涼子や有村架純と同じ所属事務所の後輩であり、デビュー当時は『有村架純の妹分』というキャッチフレーズをつけられた。夏が来るたび、誰もが振り返り、若者も学ばなければいけないあの戦争を描く『この世界の片隅に』。朗らかに日常を生きながら、広島で戦争という現実と対峙する主人公を、ただ健気で愛情深い清廉な女性としてではなく、リアルな存在として丁寧に描くドラマになることを期待したい。脚本は岡田惠和、演出とプロデュースは『カルテット』の土井裕泰と佐野亜裕美が務める。初回放送日は7月15日だ。

 火曜ドラマ『義母と娘のブルース』は、綾瀬はるかが「義母」役として出演するハートフルヒューマンドラマ。こちらも桜沢鈴による漫画が原作となっている。綾瀬はるか演じる岩木亜希子は一流企業の第一線で働く真面目一徹のキャリアウーマン(営業部長)なのだが、取引先の会社員である娘を持つ宮本良一(竹野内豊)に、ある事情を打ち明けられ結婚することに。良一は8歳の娘と暮らすシングルファザーで妻と死別していたが、娘のために再婚をしたい理由があった。岩木が「母親」として娘と向き合い、成長していく家族や支えてくれる友人たちとの関係性を描く作品だ。こちらの脚本は『JIN-仁-』『天皇の料理番』などの森下佳子が執筆。放送開始日は7月10日を予定している。

 前クールで家族の崩壊と再生を描いた金曜ドラマ枠では、青春ストーリー『チア☆ダン』を放送。2017年に大ヒットした映画『チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話』の世界観を引き継いだ物語になる。映画は福井県立福井商業高校のチアリーダー部「JETS」の実話を元にした作品だったが、ドラマでは同校の受験に落ちて弱小チームに入ることになった藤谷わかば(土屋太鳳)のストーリーが描かれる。若い女優陣でキャストを固め、溌剌とした爽やかな作品になることが期待される。スタートは7月13日。

 今夏もそれぞれ特徴的なドラマを揃えたTBS。同局のドラマ部門は、キャスティングやスポンサーありきではなく、あくまでも企画ありきで何カ月も前から計画を進めていくという。視聴率という数字だけで単純によしあしを測れなくなっている昨今だが、SNSを中心にどの連ドラが盛り上がっているかはむしろ一目瞭然。まずは初回放送に期待しよう。

(ボンゾ)

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