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異なるライフスタイルを理解し、想像力を持たせる育児経験の取組み

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Thinstock/Photo by monkeybusinessimages

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 いつかは子供を持ちたいけれど、果たして自分がきちんと子育てできるだろうか……という不安を抱えている人へ、その不安を解消するための取組みがある。実際に育児体験をしてみる、というものだ。

 たとえば株式会社manmaが手掛ける「家族留学」というサービス。「家族留学」とは、希望者が子育て家庭に1日だけ「留学」する育児体験プログラムで、費用は学生4000円、社会人は5000円だ。仕事でキャリアを積むイメージを思い描くことはできても、子供を育てながら働くイメージはよくわからない……といったプレパパ・プレママ世代に、育児体験の場を提供している。

 育児体験を社員への研修プログラムとして取り入れている企業もある。株式会社リクルートマーケティングパートナーズでは、育児体験プログラム「育ボスブートキャンプ」を2016年から開始。子持ち社員の家庭を4日間訪問し、育児をしながら働く人の実生活を体験する。子育て家庭の実生活を経験することで、ダイバーシティ感覚を養うことが目的とされている。

 こうした短期間の育児体験だけでは、その後、実際に子供を育てる立場になったときに役立つとは言えないだろう。しかし大切なことは、想像力を養うことにある。自分が独身であっても、子育てと仕事を両立している人の生活を経験することで、異なる立場の相手への想像力を働かせることができるようになる。また、いつか子供を育てたいと望んでいる場合、将来の生活へのイメージを多少なりとも具体的に持つことができる。そうした意味で、有意義な取組みではないだろうか。

宮西瀬名

フリーライターです。ジェンダーや働き方、育児などの記事を主に執筆しています。
“共感”ではなく“納得”につながるような記事の執筆を目指し、精進の毎日です…。

twitter:@miyanishi_sena

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