綾瀬はるか『義母と娘のブルース』で初めての「母親」役への葛藤を告白

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TBS『義母と娘のブルース』 オフィシャルサイトより

TBS『義母と娘のブルース』 オフィシャルサイトより

 71022時より、新火曜ドラマ『義母と娘のブルース』(TBS系)の第1話が放送される。同ドラマは綾瀬はるか(33)が主人公・岩木亜希子役を担当し、竹野内豊(47)と夫婦役で出演。その他にも、佐藤健(29)や上白石萌歌(18)など豪華出演陣が揃っているが、一体どのようなドラマになるのだろうか。

 ドラマ『義母と娘のブルース』の原作は、桜沢鈴による同名の4コマ漫画。母の病死から立ち直れずにいる父子家庭のもとに、新しい母として岩木亜希子(綾瀬はるか)がやってくるところから始まる。彼女は、病魔に襲われ余命が少ない父・宮本良一(竹野内豊)が、娘のみゆきを一人にしないために連れてきた人物。しかし娘は義母の亜希子に反発し、壮絶なバトルを繰り広げながら心を通わせていく……という物語だ。

 深刻な病が背景にあり、重い題材であるはずだが、全体的な雰囲気はかなりコミカル。亜希子は超ハイスペックなキャリアウーマンで会社では営業部長、仕事に関することはほとんど何でもできるが、一方で他者の心情を慮るのは得意ではない。彼女とみゆきの奇妙なすれ違いには、思わずクスリとしてしまうだろう。

 綾瀬はるかは今回のドラマで初めて本格的な「母親役」を演じる。『義母と娘のブルース』番組ホームページに掲載されているインタビューで綾瀬はるかは、<私自身“母親役”というと、まだ違和感があります。さらに“義母”というと、聞きなれない言葉なので「え? 義母!?」と驚きました>と、母親役を演じる困惑を吐露したうえで、<亜希子さんも「どうやって母親になればいいんだろう」と、日々葛藤して一生懸命にお母さんになろうと頑張っているし、私も“母親になろうと頑張る”というところでは、彼女と共通している点かなと今は思っています>と語っている。岩木亜希子が母になろうと努力するのとシンクロするように、綾瀬はるかもまた母になろうと葛藤する。回を重ねるごとに変化していくであろう演技は今ドラマ一番の注目ポイントかもしれない。

 ストーリーもさることながら、キャスト陣もまた魅力的だ。綾瀬はるかと竹野内豊の娘・みゆき役には子役の横溝菜帆(10)を抜擢。彼女はNHK大河ファンタジー『精霊の守り人』で綾瀬はるか演じる“バルサ”の幼少期を務めており、親子として息ぴったりの演技を見せてくれそう。高校生時代のみゆき役は上白石萌歌が演じる。姉の上白石萌音(20)は『君の名は。』でいち早く脚光を浴びたが、今年は萌歌も様々な映像作品で活躍しており飛躍の年になるかもしれない。また、主演級の役者であるにもかかわらず、コロコロ職業が変わっていく“フーテンのダメ男”キャラの麦田章役で出演する佐藤健にも注目したい。

 キャスト同士の関係も良好のようで、72日放送の『東京フレンドパーク』(TBS)では、綾瀬はるかが佐藤健を「たけちゃん」と呼んで話題に。同番組で『義母と娘のブルース』チームは“ビリ”という結果に終わってしまったが、和気あいあいと各種ゲームを楽しんでいた。チームワーク抜群のキャスト陣がどのような演技を見せてくれるのか、心温まるドラマになっていることを期待したい。

(ボンゾ)

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