インパクト大のデタラメ情報で女性を惑わす妊活雑誌、ノリは軽いが罪は重い

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トンデモ妊活記事2位「日本人は子宮と卵巣がつぶれがち! 美姿勢ストレッチでまっすぐ立って妊娠!」

 タイトルだけで、「そんなワケねーだろ」という言葉しか浮かんでこない、攻めの姿勢が黒い光を放っています。

 記事によると、〈妊娠しづらい原因は姿勢〉なんだとか。「不妊治療の患者数はここ12年で約10倍。その大きな原因が姿勢!」とストレッチ専門スタジオの代表者が語っていますが、何を根拠にしているのかまったくの謎。日本人は猫背になりがち→内臓が圧迫され子宮や卵巣もつぶれる→血流が悪化して必要な栄養がいきわたらず、知らず知らずのうちに妊娠しにくくなっている、とのお話です。

 医学的根拠の薄い妊活物件では、何でもかんでも〈子宮回りの血流を上げよう!〉という提案が目白押し。そこさえ語れば、読者は何でも納得するとでも思っているのでしょうか? 同誌の場合はさらに、同社発売の『授かり力アップ! 妊活女子の冷えとりガイド』(赤ちゃんがほしい 特別編集)へ誘導したいのでしょうけど。ストレッチそのものは、やりたきゃやれば? という範囲のごくノーマルなものです。

トンデモ妊活記事1位「特別付録・夏の妊活がぐいぐい進む!「夜ふん・パンツ」で授かる予感

 女子向けにデザインされた〈ふんどしパンツ〉は以前から存在しますが、やはり「子宮イキイキ」「妊活がぐいぐい進む」といったインパクトあるキャッチで付録に仕立てたこちらの物件が1位です。

 ふんどしパンツとは、一般的なパンツのゴム部分を紐にすることで、体の締め付けを極力取り除き、血行がよくなるよ! と謳う点が特徴。付録を紹介するページでは、産婦人科クリニックさくら院長の松井彰浩医師が登場し、

「血行の悪化=臓器の悪化=つまりは子宮卵巣機能の悪化につながりますから、ふんどしパンツで血巡りを正常にしていただくと、授かりやすい体質に近づけると思いますよ」

とコメントを寄せています。編集部へのサービストークなのかもしれませんけど、まともな患者が蜘蛛の子をちらす勢いで逃げていく画が、目に浮かぶわあ……。

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