今年5月16日、西城秀樹さんが亡くなった。享年63歳だった。7月19日からは、長崎県佐世保市島瀬町の市博物館島瀬美術センターで、西城秀樹さんのレコードアルバムなどをそろえた「西城秀樹展~レコードが語るヒデキのあしあと~」が開かれる。それに先立ち、7月13日放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)では、野口五郎(62)と故・西城秀樹さんの友情についてフォーカスするという。郷ひろみ(62)も加えて「新御三家」と呼ばれていた彼らの間には、どんな絆があったのだろうか。
5月16日に急性心不全によってこの世を去った西城秀樹さん。アイドルとして日本中の女性から高い人気を誇りながら、その力強い歌声で多くのアーティストに影響を与え、ROLLY(54)、ダイアモンド☆ユカイ(56)、LUNA SEAのRYUICHI(河村隆一/48)などがリスペクトを公言していた。また新御三家の活躍以降、アイドルとして芸能界で活躍する男性は飛躍的に増え、後進の未知を切り拓いたといっていいだろう。新御三家の中でも、野口五郎と西城秀樹は、節目に共演しお互いの活躍を讃えあってきた。
2018年1月放送の『バイキング』(フジテレビ系)に出演した野口五郎は、ある副業で成功したという話を披露した。その副業とは、終わったばかりのライブ映像などを配信するサービスであるが、発案のきっかけは西城秀樹さんだったそう。「僕の友人に西城秀樹っていうやつがいまして。デビューしたころあんまり好きじゃなかったんですよ。リハーサルとかで、チラチラ僕の方を見ながら歌っているから、『なんだよ意識しやがって』って」「でも30過ぎたあたりからかな。だんだん仲良くなってきて」と、徐々に仲良くなった経緯を説明していた。
2003年と2011年に二度の脳梗塞を発症、リハビリを行いながら歌手活動をしていた西城秀樹さんの還暦バースデーライブに、野口五郎はサプライズで出演している。その時、西城秀樹さんが懸命に歌う姿を横で見た野口五郎は、「これぞ歌手だ。これぞ本当にアーティストの姿だ」と感銘を受けたという。その感動体験が、ライブ配信サービスを発案するきっかけになったのだそうだ。さらにもし西城秀樹さんが復帰するならば、できることならなんでもバックアップしたいと語っていた野口五郎。しかしその4カ月後、西城秀樹さんは帰らぬ人となった。
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