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『コード・ブルー』が魅力的なコンテンツになった最大の理由は、医者が神ではなかったことにある

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 そして2017年、2nd seasonから7年ぶりに同じ“月9”枠にて念願の3rd seasonが放送された。一人前の医師としてキャリアを重ねてきた藍沢たちは、もう学ぶ立場ではなく後進を導く立場。序盤では藍沢と白石が新人指導を巡って対立する描写もあり、年月の流れを感じさせられた。1st2ndでは視聴者を幾度となくハラハラさせてきた緋山と藤川も、それぞれ産婦人科医、救急の整形外科医として活躍する。ただ、3rd seasonでは主要登場人物が増え、恋愛要素も盛り込まれたため、視聴者間では「ごちゃごちゃし過ぎ」という意見も見受けられ、“医療ドラマ”としては物足りなかったと感じている視聴者も少なくないようだ。

 間もなく公開される劇場版では、3rd season終盤の地下鉄トンネル崩落事故発生から3カ月後、「別れ」の時が迫る藍沢たちに、巨大フェリーの追突事故と航空機緊急着陸自という、「海」と「空」の大事故が降りかかる。そんな大それた試練を与えないでやってほしいと思ってしまいもするが、1st seasonから10年、彼らが史上最大級の事故現場にどう立ち向かっていくのか、丁寧に描ききる作品になっていることを期待したい。

 劇場版公開に先駆け、723日から5夜連続でスピンオフドラマ『コード・ブルーもう一つの日常』(フジテレビ系)が展開中、かつ728日にはスペシャルドラマ『コード・ブルー 特別編もう一つの戦場』の放送も予定されている。この夏、本当に『コード・ブルー』は帰ってきたのだ。

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