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『万引き家族』のイケメン子役・城桧吏が所属するアイドルグループ「スタメンKiDS」の異色な特典会とは?

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 2018年5月、是枝裕和監督の最新作『万引き家族』が、フランス南部の都市・カンヌで開催された第71回カンヌ国際映画祭の最高賞であるパルムドールを受賞した。それに伴い、国内外から絶賛の声を浴びているのが、城桧吏(じょう・かいり)だ。

 城桧吏は2006年9月6日生まれ、東京都出身の11歳。『万引き家族』では、生活費を補うために万引きをする一家の長男・翔太を好演。みずみずしい存在感で、父役のリー・フランキー、母役の安藤サクラ、姉役の松岡茉優らと対等に渡り合い、注目を集めた。是枝監督をして、「オーディションで部屋に入ってきたときにこの子だってピンときた。いつまでも見てられると思った」「天真らんまんな、むしろ幼いくらいの男の子なんですけども、レンズを通すと非常に色気がある」と言わしめている。

 一躍、世界に知られることとなった城桧吏だが、『万引き家族』以前のキャリアについてはあまり知られていない。アイドルグループ「スタメンKiDS」のメンバーという顔も持つ彼のこれまでについて、ファンの声を拾ってみよう。

楽曲は水カン・ケンモチ制作! 異色の小学生ユニット「スタメンKiDS」

 城桧吏が芸能界入りしたのは、彼が7歳の時。スカウトで、大手芸能プロ・スターダストプロモーションに所属することとなった。キャリアのスタートは、スタメンKiDSとしてのデビュー。スタメンKiDSは、スターダストプロモーションの若手俳優らで構成される大所帯のアーティスト集団「恵比寿学園男子部」(通称、EBiDAN/以下、EBiDAN)の1ユニットだ。ファン歴2年の20代女性Aさんはこう話す。

「城桧吏くんがスタメンKiDSとしてデビューすることが発表されたのは、2015年9月に行われたEBiDANのコンサート『星男祭2015』でした。それまでもEBiDAN KiDS(小学生以下のEBiDANメンバーの総称)として、テレビ番組『EBiDANアミーゴ!』(BS日テレ)などに出演していましたが、このコンサートにおいて、現在の7人でスタメンKiDSとしてデビュー曲『てらこや』を披露したんです」

 城桧吏のほか須藤琉偉、長﨑大晟、佐藤大志、清水在、財部友吾、りきまるの7人で構成されるスタメンKiDSは、当時、城を含む5人が小学3年生、残りの2人が小学2年生だった。

「その頃EBiDAN内に存在したユニットは最年少でも中学生でしたし、彼ら7人より年上でデビューしていない子もたくさんいたので、メンバー全員が小学生というのはかなり異色のユニットだなと、ファンも驚いたはずです」(Aさん)

 2016年3月には、『てらこや』のミュージックカードをリリース。関東近郊のヴィレッジ・ヴァンガードなどでリリースイベントが行われた。

「この『てらこや』は、水曜日のカンパネラのケンモチヒデフミさんが作詞・作曲・アレンジを手がけているチップチューン(いわゆる“ピコピコ系”)で、PVもファミコン風に仕上がっています。2016年10月にリリースされた5曲入りのミニアルバム『てらこやEP』も制作は全曲ケンモチさんで、楽曲の世界観が統一された、完成度の高い一枚です」(Aさん)

 各曲には、EBiDAN内のユニットPrizmaXの清水大樹、同じくM!LKの佐野勇斗と塩﨑太智というEBiDAN先輩アーティストのほか、ケンモチヒデフミ自身も参加。収録された5曲をメドレーにしたPVもファミコン風。3等身の忍者になったドット絵のメンバーたちが、往年のコンピューターゲーム『がんばれゴエモン』を思わせる世界で走り回る。

「『だんご七兄弟』という曲にメンバー全員のセリフがあるのですが、桧吏くんのセリフ『なぁ、告白してこいよ』を聞いたとき『わりと演技派だな』と感じた覚えがあります(笑)。思えばこのときから、演技力は突出していたのかも……」(Aさん)

『万引き家族』のイケメン子役・城桧吏が所属するアイドルグループ「スタメンKiDS」の異色な特典会とは?の画像2

『てらこやEP』のジャケット(レーベルは株式会社SDR)。上段中央が城桧吏。

 その後、2017年4月にはライブDVD『TE・RA・KO・YA ~ スタメンKiDS ワンマン?! まだはやーい!! みんなで踊ろう ステージ①・② ~』、同年8月にはファーストシングル『STAR★MEN SUMMER DAYS!』、2018年4月にはDDDiscという楽曲を読み込める缶バッジで『Dancing on the Ring』をリリース。そしてこの10月には、セカンドミニアルバム『パイレーツEP』の発売が予定されている。楽曲はすべて、同じくケンモチによるものだ。

ライブでは「ブルゾン桧吏」「サイレント・マジョリティー」を披露

 ミュージックカードやCD、DVD、缶バッジなど、あらゆる形態で定期的にリリースを続けている、城桧吏を擁するスタメンKiDS。では、彼らは普段、どんな活動をしているのだろう? ファン歴2年の20代女性Bさんはこう語る。

「ヴィレッジヴァンガードやTOWER RECORDS、HMV、ショッピングモールなどで行うリリースイベントや季節のイベントが、主な活動ですね。EBiDAN 内ユニットとの対バンライブのほか、地下アイドルの対バンイベントや夏フェスへの参加など、外部イベントへの参加が多いのもスタメンKiDSの特徴です」(Bさん)

 Bさんいわく、このリリースイベントの特典会がかなり異色なのだそうだ。

「握手やサイン、ツーショット撮影、ハイタッチなんかはアイドルのリリイベ(リリースイベント)ではよくありますが、スタメンKiDSの特典会ではゲームがあるんですよ。しかも、ダルマ落とし、うんこカルタ、将棋崩しなどなど、メンバー自らが楽しめるようなものばかり。一番印象に残っているのは、制限時間内に桧吏くんとアルプス一万尺をして、桧吏くんの折った折り紙をゲットしたことです!」(Bさん)

 ちなみにスタメンKiDS、一応男性アイドルユニットであるにもかかわらず、ファン層は男女比がほぼ半々。女性は10代~20代、男性は20代をメインに30代、40代と幅広く「はっきりいえばショタコンの集まり」(Bさん)。「男性ファンが多いため、EBiDANファン内では、スタメンKiDSファンはヤバそうだと思われている」(同)そうだ。

 さて、ではそんなスタメンKiDSにおける城桧吏の立ち位置は、どのようなものなのだろうか? ファン歴2年の20代女性Cさんは、「Sexy Zoneの佐藤勝利くんみたいな、要はビジュアル担当」だと話す。

「スタメンKiDSでの桧吏くんは、楽曲でソロパートやダンスの見せ場が頻繁にあるような、いわゆる“推され”ではありません。ただ、2017年の夏にリリースされた『STAR★MEN SUMMER DAYS!』はダブルA面なのですが、どちらも踊り位置自体はセンターポジションなので、ビジュアルが売りなんだと思いますね」(Cさん)

 さらに城桧吏を、「よく笑う無邪気な普通の男の子だけど、お客さんを楽しませようという意識は高い」と評するのは、ファン歴1年半の20代男性Dさん。

「例えば、踊っている時も、あの年代だと踊っているだけで精一杯の子も多いなか、桧吏くんはきちんと前を向いて、見せるためのダンスをしているんですよ。握手会やハイタッチ会でも最後まで疲れを見せないようにしているし、話すたびにファン思いなのが伝わってきます。

 EBiDANには、大阪支部としてOSAKA研究生というのがあるのですが、そこで結成されたユニット「AMEZARI」とスタメンKiDSとの合同ライブが2017年5月にあったんです。その時、城桧吏くんは、ブルゾンちえみの物まねをして『ブルゾン桧吏』をやり切ってました。それから、その後の9月のライブでは、欅坂46の『サイレントマジョリティー』のダンスを披露してましたね。そういうのを恥ずかしがることなくやり切る姿にも、プロ意識の高さが垣間見えて、さすが桧吏くんだなと思いましたね」(Dさん)

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