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香川真司は17億! 2018FIFAワールドカップロシア大会で高評価だった日本人選手の市場価格はどう変化するか

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写真:新華社/アフロ

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 2018FIFAワールドカップ ロシア大会で、日本代表は決勝トーナメント1回戦のベルギー戦に惜敗し、惜しくも初のベスト8入りを逃した。だが、その健闘ぶりは世界のメディアからも称賛されており、日本人選手に対する評価はワールドカップ前より確実に上がっているのではないだろうか。

 ドイツの移籍情報サイト「transfermarkt」では、全世界のプロサッカー選手の市場価格を知ることができる。このサイトに挙げられている市場価格は、各選手の年俸や活躍度、年齢などを元に判断した推定値だ。現時点で、日本人選手がどれほどの評価を受けているか、ひとつの指標となるだろう。日本人選手の最新市場価格ランキングは次のとおりである。

ダントツ1位は香川真司、2位は次大会の期待のスター

 1位は香川真司。推定市場価格1300万ユーロ(約17億円)。グループリーグ初戦のコロンビア戦で、香川は開始6分に得たPKを冷静に決めた。決勝トーナメントのベルギー戦では、両チーム合わせて最多の走行距離となる12.04キロを記録し、攻撃でも守りでも日本代表の中心であったことを証明している。現在、香川が所属しているのはドイツ、ブンデスリーガのボルシア・ドルトムント。昨年には、ドルトムントとの契約を推定年俸500万ユーロ(約6億5000万円)で2020年まで延長したことを発表している。実績からいっても、納得の1位だ。

 2位は中島翔哉。推定市場価格800万ユーロ(約10億5000万円)。中島はハリルホジッチ監督時代に日本代表に呼ばれ、初ゴールも果たしていたが、ロシアW杯のメンバーには選ばれなかった。昨年夏に、FC東京からポルトガル1部のポルティモネンセに移籍し、リーグ戦で10ゴール12アシストという好成績を残している。現在の年齢は23歳。大きなケガがなければ、さらに市場価格は上昇していくだろう。次のW杯では日本代表のレギュラー最右翼である。

 3位は吉田麻也。推定市場価格700万ユーロ(約9億2000万円)。吉田は、アジア予選も含めて、ロシアW杯の全4試合にフル出場した。日本代表において、吉田が欠かせない選手のひとりであったことは間違いない。長谷部キャプテンの日本代表引退を受けて、いくつかの報道では吉田を次期キャプテンに推す声も多い。現在、吉田はイングランド、プレミアリーグのサウサンプトンFCに所属している。長年の海外クラブで培った経験は、これからの日本代表には必要不可欠だろう。

4位には約7億9000万で3名が並ぶ

 4位タイは岡崎慎司。推定市場価格600万ユーロ(約7億9000万円)。ロシアW杯直前の合宿で、岡崎はケガによる別メニューで調整しているとの報道があったが、途中出場となったグループリーグのセネガル戦では、岡崎らしい泥臭いつぶれ役となり、本田のゴールをお膳立てした。現在、岡崎が所属しているのはイングランド、プレミアリーグのレスター・シティFC。岡崎は4年後のカタールW杯を目指すことを明言している。

 同じく、4位タイは酒井宏樹。推定市場価格600万ユーロ(約7億9000万円)。自身2度目のW杯となった酒井だったが、前回のブラジルW杯では一度もピッチに立てなかった。ロシアW杯では、相手チームの主力選手をマークし、鉄壁の守備力を見せた。現在、酒井はフランス、リーグ・アンのマルセイユに所属している。昨年には、クラブとの契約を2021年まで延長したことを発表した。クラブで不動のレギュラーであるだけでなく、酒井はリーグ・アン屈指のサイドバックのひとりとして名前を挙げられる選手にまで成長した。

 もうひとりの4位タイは武藤嘉紀。推定市場価格600万ユーロ(約7億9000万円)。武藤はロシアW杯の代表に選ばれ、グループリーグ第3節ポーランド戦でスタメンとしてW杯初出場を果たした。年齢は25歳。W杯のピッチ上では、悔しい思いもしただろうが、これから飛躍できるはずだ。武藤が所属しているのはドイツ、ブンデスリーガのマインツ。ドイツ3年目となる昨シーズンにはリーグ戦で8ゴールと、過去最高の成績を残した。今年の夏には、さらなる活躍の場を求めて、他チームへの移籍が噂されている。

24位ながら約2億3000万円の柴崎岳が跳ね上がるのは確実

 7位タイは乾貴士。推定市場価格500万ユーロ(約6億5000円)。乾は、イギリスの月刊サッカー誌「フォーフォーツー」で、ロシアW杯でブレイクした10人の第2位に選ばれた。W杯で決めた2ゴールは世界のサッカーファンに強烈な印象を残した。ロシアW杯前に、乾はスペイン、リーガ・エスパニョーラのベティス移籍を発表していた。3年契約で、年俸は推定で3億円といわれている。入団の記者会見は東京港区のスペイン大使館で開かれた。リーガ・エスパニョーラのクラブが選手の母国で入団会見を開くのは初のことであった。クラブ側が乾の活躍に期待を寄せていることがよくわかる出来事だ。

 以下、7位タイにロシアW杯の代表には選ばれなかった、森岡亮太と久保裕也が推定市場価格500万ユーロ(約6億5000円)。10位は「半端ないって」の大迫勇也、推定市場価格450万ユーロ(約5億9000万円)。11位には、本田圭佑と南野拓実の2名が推定市場価格400万ユーロ(約5億2000万円)。13位も2名で、原口元気と長友佑都で推定市場価格350万ユーロ(約4億6000万円)。

 ここまでに名前が挙がっていないのが不思議な柴崎岳は24位タイの180万ユーロ(約2億3000万円)だ。これは、「transfermarkt」での試算にロシアW杯での活躍がまだ反映されていないからである。柴崎は、今年の夏にもビッグクラブへ移籍するとの噂もあり、もし、それが実現することになれば、市場価格は一気に跳ね上がるだろう。

 この市場価格ランキングを世界に目を向けてみると、トップ5は次のとおりである。第1位は、ネイマール(ブラジル)とリオネル・メッシ(アルゼンチン)で、推定市場価格1億8000万ユーロ(約236億円)。第3位タイにはモハメド・サラー(エジプト)、ハリー・ケイン(イングランド)、ケヴィン・デ・ブライネ(ベルギー)の3名で推定市場価格1億5000万ユーロ(約197億円)。日本人トップの香川真司とは金額が1ケタ異なっている。カタールW杯が開催される2022年までにスーパースターたちの仲間入りを果たす日本人選手が現れることを期待したい。

あっしゅ

フリーライター。京都生まれの京都育ちで京都から離れられない♂。音楽と言葉が大好物。憧れの人物はアインシュタインとエルキュール・ポアロとアンディ・ウォーホル。パンダも好き。

twitter:@吉川 敦(ash)

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