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再婚相手に元配偶者や子供との「絶縁」要請はアリなのか?

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Thinstock/Photo by kitzcorner

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 もともと夫婦は他人であり、離婚すればまた他人に戻れる。しかし子供がいれば話は別だ。話し合いで折り合いがつき円満に離婚できた場合に限るのかもしれないが、子供は片方の親の元で生活をしながら、もう片方の親とも面会をして、それぞれと親子関係を構築。元夫婦もそれぞれに子供の親として、子供の成長を見守ってゆく。だがどちらかが再婚すると、その関係にも微妙な変化が起きるからややこしい。今回紹介するトピのように、新たな伴侶が元家族との交流を快く思わないこともあるからだ。

元夫の奥さんの要望に納得できません

 トピ主(女性・年齢不明・子供あり)は、元夫と離婚して10年近く経つ。離婚理由はお互い多忙過ぎたことと、元姑がトピ主に仕事を辞めるように毎日毎日しつこくお説教してきたことで、憎み合ってではなく、お互い合わなかったという感じできれいにお別れできたとトピ主は思っている。

 二人の間に子供もいること、仕事での関係もあることから、元夫婦は仕事仲間兼友人のような付き合いが続いている。しかし一昨年に再婚した元夫の奥さんが、トピ主に対して、元夫との付き合いを止めてほしいと直接連絡してきたのだという。

 トピ主と元夫は、離婚後二人きりで会ったことはない。仕事の関係で連絡を取り合ったり仕事仲間として他の友人も何人もいる状況での食事会や飲み会等はあるが、それだけの付き合いだ。もちろん、元夫の妻(Aさん)にもそのように説明したが、「とにかく二度と会わないでほしい」「子供との面会も徐々に減らして高校卒業を目処に子供も元夫に会わないでほしい」と告げられた。だがトピ主が「元夫も同じ考えなのか」と確認すると「元夫には絶対に言わないで」と泣かれてしまったのだそうだ。

「仕事上絶対に会わないというのは無理ですし子供の面会に関してはこちらこそ そのような言い分は納得できません。この件は一応元夫に話したほうが良いのでしょうか?」

という相談だ。いやぁ「二度と会わないで」「子供との面会も減らして」というこの要望、トピ文を読む限り絶対夫との話し合いはすっ飛ばしてAさんが暴走しているような印象を受ける。

 追記として書き込まれたトピ主の投稿によると、子供は中学生男子で、小学校高学年からは面会時はトピ主の付き添いはない。二人とも同じスポーツをしているため話も合い、よく二人で観戦に行ったりしている。Aさんは専業主婦で元姑との仲も悪くないとトピ主は聞いている。

「仕事に支障が出るようなことを言い出すことと親子の関係に口を出すことはいくら奥さんでも問題だと私は思います。
もしかすると私が独身なことで復縁を狙っていると邪推されているのかもしれませんが、元姑とのバトルを思い出すと他の人との恋愛も結婚も考えたくなくなるほどですのでそれは絶対にありません。
ただ元夫と個人的なことで連絡を取ったとなると奥さんがさらにヒートアップするのではと危惧しています。間に人を入れるとそれはそれでいいかげんな悪評が広まるのではと心配なので躊躇しています」

 元夫と息子さんとの関係も良好なようだし、面会をやめろという要求はAさんの暴走なのか……。多くはトピ主に同情しているようで「エール」投票が6700を超えた。

「解決は元夫に任せなさい。。今の妻は姑にいたぶられている鬱憤をトピ主に向けている。その女が行き当たりばったり人生に結婚して後悔している」
「トピ主さんの元夫、かなりだらしがない男ですね。トピ主さんの離婚理由にしたって、その時に夫がもっとしっかりしていたら、離婚になど至らずに済んだ話だと思えます」
「元旦那さんの新しい奥さん、そういう事も含めて受け止められないならバツイチの方とは一緒になるべきではありませんね。元旦那さんへお伝えした方がいいです。で、二人でどうするか話し合ってもらえば良いかと。最終的に元旦那さんがどうするかですから、あなたが主導で決めない方が良いですね」
「今妻はそりゃ嫌でしょうね。気持ちはわからんでもないです。でもあなたに言うのは筋違い。『子供も元夫に会わないでほしい』なんてことまでエラそうなことを言いながら『夫には言わないでほしい』なんてなんて厚かましい女なのか」

 Aさんに対する批判と同様に目立つのは「元夫がだらしない」という意見。確かにAさんを不安にさせてる感じするしなぁ。トピ主が聞いていた「姑との関係も悪くない」という説は本当なのか若干気にかかる。何か家庭に問題がなければAさんもこんな暴走はしないように思うのだが……。元夫に相談すべきという意見も多い。だが一方で「トピ主が無神経」だという意見もある。

「そらそうでしょ。職場のつながりがあるってだけでも嫌でしょうに、飲み会?なんだそれ。友達が同席とか関係ない。主さん、ほんと無神経だね。元旦那も無神経。
それともまだ未練があって今の奥さんに嫌がらせしたいの? わざわざ円満離婚ですって注釈つけてみたりして。(笑)
ましてやハッキリ奥さんに『会わないで』と言われているのに、元旦那に確認するって…波風立てたいの?
それで元旦那がいいってなったら奥さんが嫌がってても平気なの? もう愛人発想だよ。」

 う~ん、だが元夫とは仕事の付き合いがあり、子供との面会交流も行なっている。それを承知でAさんも結婚したのではないか? 様々な意見が飛び交う中トピ主レスが書き込まれた。

「元妻である私は奥さんにとって自分の夫に二度と関わってほしくない不愉快な存在で
その間に生まれた子供も存在を認められないくらい嫌なものだと理解しました。
理解はしましたが仕事に関しては元夫とは同社の同分野(専門職)で働いているため
完全に縁を切るにはどちらかが退職するしかありません。
私は息子を養わなくてはいけないため現職を手放すつもりはありませんので
どうしても縁を切りたいというなら元夫に辞めてもらうしかないです。
息子と元夫の関係を切りたいなら夫婦で話し合った上で元夫から息子に
もう会えないと言ってもらうしかないです」

「今日も奥さんから絶縁要請の連絡があったため(今日で三回目の絶縁要請です)それらのことを伝えて『後は夫婦で話し合って下さい』と言いました。
奥さんは泣いていたようですが私にも守らなくてはいけないものがあるので 冷たいかもしれませんがこう言うしかなかったと思います。
奥さんの件を元夫に話すことは悩みますが問題が大きくなる前に話すことにしました。
煮え切らない私に元夫に言うべきと後押ししていただき感謝します。
それと食事会や飲み会は元夫の奥さんが嫌がるからこれから私は参加できないと仕事仲間にはっきり言うつもりです。
(黙って仲間と距離をおくのはさすがにムカつくのでそれぐらいは許してほしいです)

 うんうん、それがいいそれがいい。Aさんと元夫がきちんと話し合っていないような気がする。しかし絶縁要請の連絡を3度もしてくるとはかなりAさんは切羽詰っているようだ。

 さて、トピ主は会社の飲み会(報告会兼情報交換会)で、Aさんからの絶縁要請があったことを元夫に伝えた。レス投稿後、4回目の絶縁要請電話もあったという。「言った言わないになるのが嫌」なため、2回目からはAさんの絶縁要請電話を録音していたトピ主は、そのコピーを元夫に渡した。

「元夫には何故私の連絡先を奥さんに教えたのかを追及しましたが
元夫は教えていないと言いました。
それが本当なら御意見であったように奥さんが元夫のスマホを漁ったのだと思います。
元夫が私のスマホの履歴を確認したいというので見てもらうと
確かに奥さんのスマホからの着信だと真っ青な顔で言いました。
後は夫婦で話し合って私を巻き込まないでほしい
今後の交流会に関しては奥さんが納得しないなら私が不参加にするか
貴方が不参加にするかになるけど私が引く理由ってある? と伝えると
元夫は無言で俯いてしまいました。
あまり元夫と話しているのも不自然なのでそこで切り上げて
私は他の仲間のところに行きましたが元夫は体調不良を理由に早々に帰宅しました」

 全然Aさんの暴走に気づいていなかったようで、頼りない元夫だなぁ~~。仕事はできるのかもしれないけど夫として今の妻を守りきれていないし理解しようとしていないのではないか……。コメントでもやはり、夫婦間に何かあったのではないか、姑とAさんとの間に何かあったのではないかという推理が書き込まれる。

「確かに心情的にはいい気はしないのは理解できるけれど、それこそそこは分別を持って堪えるべきところでしょうね。公私をごちゃ混ぜにして文句を言う現在の妻こそが『分別のない』人。
まあ、自分の夫に『ちょっと控えてもらえない?』と言うぐらいならかわいいものですが、夫に内緒で元妻に連絡するとか常識外れもいいところです。妻に配慮するべきは夫。トピ主さんにそれを求めるのは幼稚というかなんというか、ストーカー張りの危うさですね」
「トピ主さんは災難でしたが、元姑さんが、『前妻と息子は本当に楽しそうだったけれど、あの子は私の方が大切だから、介護のことを考えて再婚してくれた』とか、『あなたは前妻との子を本当の子供のように思わなければいけない義務がある』とか言ったり、元ご主人が、『自分にとって一番大切なのは子供で、二番目が君』とか言ったり。
『本当は離婚したくなかったけれど、それしかなかった』とか。『離婚した今でも大切な友達』とか。いやそれ以上に何かずいぶんなこと言っているんじゃないでしょうか? 後妻さんの気持ちをかき乱すようなことを無神経に言っているんですよ。
親戚とか他の友達には再婚しているのを言っておらず、日陰の身扱いだったり。何かありますよ」

 このコメントの通り、確かにAさんと元夫との間には「何かあった」ことが、のちのトピ主レスでわかった。後日、元夫と同僚の一人から、今回Aさんがトピ主に絡んできた件で謝罪と説明があったというのだ。

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ブログウォッチャー京子

1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。

twitter:@watcherkyoko

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