7月14日から放送が始まった波瑠(27)主演のドラマ『サバイバル・ウェディング』(日本テレビ系)が、視聴者から「想像以上に面白かった」と好評を博しているようだ。主人公のさやか(波瑠)は、男性週刊誌の編集部に勤務する29歳。30歳となる3カ月後の誕生日に結婚式を挙げることになって寿退社したのだが、恋人の和也(風間俊介/35)の浮気が発覚。さらに婚約破棄されてしまって行き場を失うことになる。
そこで会社に頭を下げてもう一度雇ってくれないかと懇願したところ、女性向けライフスタイル誌「riz」の編集部に飛ばされてしまった。カリスマ編集長・宇佐美(伊勢谷友介/42)はさやかに婚活に取り組むよう命じて婚活コラムを書かせようとするが、「仕事のために結婚することは嫌だ」と拒否するさやか。また、まだ和也への未練があることを明かすと、宇佐美は“自分の言うとおりに動けば簡単に復縁できる”と持ちかける――。
宇佐美を演じるのは渋さを増しつつあるイケメン俳優・伊勢谷友介なのだが、ツーブロック&マッシュルームカットという個性的すぎる髪型でイケメン感を薄めている。オシャレが行き過ぎている感じがよく出ていて、見た目だけで「あっ、ヤバいやつだ」とわかる仕上がり。自信過剰で自己中心的なキャラクターは一見、ありえないほどイヤなおじさんだが、無茶に思える宇佐美のアドバイス通り動くと、なんと徐々にさやかの元へ和也が帰ってくる。
しかしこの和也もなかなかの曲者。婚約中に浮気をする上に婚約破棄を切り出す時点でお察しの通りだが、典型的なモラハラタイプの男なのである。さやかが自分に惚れ抜いているのを良いことに、常に上から目線で接し、婚約破棄した後も平気でさやかに無理やりキスをするなど鬼畜そのもの。これまた風間俊介の達者な演技がモラハラ感を上手く表現していて、ゾッとするほど嫌なやつになっている。
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