社会

水球女子代表の合宿打ち切りが波紋、男子監督の批判は問題提起ではないか

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 しかし、今回、水球日本代表女子を批判した男子の大本監督は、今年4月にSNSに<ルールがおかしいと思うのは私だけではないと思います>と投稿していた。格闘技には厳格なルールがあるが、水球には暴力を抑制するルールがなく、<フェアプレーを追求しないスポーツに未来はありません>と問題提起していたのだ。こうした考えが根底にあるがゆえに、前述した女子の試合への批判となったと考えられる。

 ネット上には、懸命に練習に取り組む女子選手らに暴言でショックを与えたとして大本監督を非難する向きもあるのだが、その見方は実状とはズレているのではないだろうか。大本監督はすでに削除した7月18日のSNS投稿につい、<昨日の私の投稿は試合で水着が破れる事実とその対応、日本女子水球のあり方についての私見を述べたものです。特定の選手や女子日本代表チームを否定する趣旨は微塵もなく本意ではありませんでしたが、誤解を招く不適切な表現により代表選手ならびに所属チーム、関係者を深く傷つけてしまいました。昨日の投稿を削除し、発言を取り消すとともに、謝罪させていただきます>と釈明した。

 フェアプレーを徹底することはどのスポーツにおいても最重要事項だ。日本大学アメフット部のラフプレー騒動は世間を大きく賑わせた。水球は今の日本において、メジャースポーツとは言い難いが、この問題提起を機に、そのあり方が問われることになるかもしれない。

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