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安室奈美恵がアイドル時代から圧倒的に女性に支持されてきた理由

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「namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~」

「namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~」

 今年916日をもって芸能界を引退する歌手の安室奈美恵(40)が、729日放送の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)に出演する。『世界の果てまでイッテQ!』にレギュラー出演するタレントのイモトアヤコ(32)は、かねてより安室奈美恵の大ファンであることを公言しており、念願叶っての共演が実現した形だ。

 昨年9月、安室奈美恵が1年後の引退を表明したことが報じられた際、イモトはInstagramに安室奈美恵の存在の大きさを綴る投稿をしていた。

<小学生の時に安室奈美恵さんを大好きになって以来なんだか毎日が楽しくて、曲を聴くとワクワクして、ライブに行くとドキドキして、怖くて出せない一歩も前に出せるような気がして、出来ないことなんてないと思えて、安室奈美恵さんという言葉を聞くだけで身体が熱くなり全身から勇気が溢れてくるのです。清く潔く美しくかっこいい生き方心から尊敬します。安室奈美恵さんと同じ時代に生まれた奇跡に感謝し、1年後の9/16まで全身全霊かけてアーティスト安室奈美恵さんを応援したいです。そしてそれ以降もずっとずっとずっとずっとずっとずっと大好きです。安室ちゃんは何があろうとこの先もずっとわたしにとってのHeroなのです>

 また今年6月、安室奈美恵のラストツアー「namie amuro Final Tour 2018 Finally〜」の最終公演を鑑賞した翌日にも、イモトはInstagramに〈本当に本当に大好きになって良かったです。最高に楽しく尊い時間、ありがとうございました〉と投稿。そして『世界の果てまでイッテQ!』でもたびたび、「あむろちゃ~~~ん」と叫び踊る場面があった。芸能界のアムロファンといえばイモト、とすっかり定着するほどの熱いアプローチだった。

 イモトの他にも安室奈美恵ファンの女性芸能人は多い。安室奈美恵に憧れて芸能界を目指したという者もいる。たとえば、安室奈美恵に憧れてアクターズスクールのオーディションを受けたこともあった木下優樹菜(30)や、初めて買ったCDが安室奈美恵で初めてのバイト代でも安室奈美恵のアルバムを購入したというダレノガレ明美(28)など(もっとも、木下やダレノガレは同様に「モーニング娘。に憧れてオーディションを受けた」という話もしているのだが)。平愛梨(33)や加藤ミリヤ(30)も安室奈美恵に憧れてオーディションを受けたという。また、ハリセンボンの近藤春菜(35)も安室奈美恵の大ファンでファンクラブにも入会し、ライブで安室奈美恵が登場した時には「神―!」と言ったこともあるという。

 振り返れば、安室奈美恵が大ブレイクしたのも、当時の1020代女性を中心に“アムラー”なる現象が巻き起こったためだった。彼女はずっと、多くの女性を惹き付けてきた。そして彼女自身が何よりそのことを自覚し、女性ファンを大切にしている。

 『SPUR 20189月号』(集英社)に掲載されたインタビューで、安室奈美恵は、デビュー当時を振り返っている。SUPER MONKEY’Sのメンバーとしてデビューした安室奈美恵。実はその頃から、他のメンバーに比べて女性ファンが多かったのだという。ファンレターの男女比が明らかに違ったそうだ。

 ソロに転向したのは18歳だった1995年。モノトーンのパンツスーツやミニスカートに、細い眉にダークカラーのリップ。そして圧巻のパフォーマンスを披露する安室奈美恵は、誰にも媚びないかっこいい女性だった。彼女を見た誰もがアイドル歌手とはまったく異なる存在だと認識したと思う。

 安室は<周りが大人ばかりだったので『子ども扱いされたくない』と思っていたし、80年代半ばはアイドル全盛期で、10代の方々が活躍されていましたけれど、90年代は『アーティスト』と呼ばれる方がたくさん出て来ていて憧れてました。だから私も当時は落ち着いた色の服ばかり着て、ピンクや赤はあまり着ませんでした>と、当時を振り返る。

 子ども扱いされたくないのと同時に、小学生の頃ジャネット・ジャクソンをテレビで見て、彼女のようにかっこいい女性になりたいと思ったことも大きいという。<『かっこいい』と衝撃を受けて。女性に対しても男性みたいに『かっこいい』という言葉も使ってもいいんだと知りました。そして私もかわいい女の子より、とんがった強い女性、かっこいい女性になりたいと思うようになりました>。一方で、男性を惹きつけることを目的としたアピールは、考えたことがなかったそうだ。

 安室奈美恵が追求し、彼女なりに体現してきた<かっこいい女性>像に、多くの女性ファンが憧れた。安室奈美恵がジャネット・ジャクソンに衝撃を受けたように、安室奈美恵を見て“女性に対しても男性みたいに『かっこいい』という言葉も使ってもいい”と知った年下世代は少なくないだろう。他者に媚びる色気ではなく自分自身のためのセクシーさや、年齢を問わずに着こなすキュートな装い。それらは多くの女性を感動させ、夢中にさせた。自分らしさを見失わない、自立した女性像を具現化した安室奈美恵は、引退後もずっと多くの女性たちの憧れであり、心の支えになるだろう。

中崎亜衣

1987年生まれの未婚シングルマザー。お金はないけどしがらみもないのをいいことに、自由にゆる~く娘と暮らしている。90年代りぼん、邦画、小説、古着、カフェが好き。

@pinkmooncandy

バナナ&ストロベリー

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