登坂淳一アナが報道番組への復帰に意欲? その前にセクハラ報道の説明と謝罪をすべき

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 登坂アナは「婦人公論」(中央公論新社)2018424日号に出演し、セクハラ騒動についてインタビューを受けているのだが、そこで語られている言葉は、言い逃れと話のすり替えのオンパレードだったのだ。登坂アナは、セクハラの状況について次のように釈明している。

<体調が悪くなってトイレに行った私は、戻る際に段差につまずいてしまったのです。壁に頭を強打してうずくまっていたところ、ちょうど相手の女性もトイレから出てきて「大丈夫ですか?」と声をかけてくださいました>

<そこで私は、彼女が「セクハラを受けた」と感じるような行為をしてしまったのです>

 「週刊文春」報道では、飲みの席でベタベタ触ってくる登坂アナに困った女性がトイレへ逃げ、それを登坂アナが追いかけたという話なのだが……。

 また、そもそも、頭を強打しているところに「大丈夫ですか?」と声をかけてくれたから、その女性のブラウスに手を突っ込んだりスカートをまくって下腹部を触ったりしたというのも支離滅裂である。そして、ここから先の説明が、またさらにわけがわからない。

<当時、私は心身ともに相当弱っていました。新天地では他局との視聴率競争のプレッシャーもありましたし、それと同時に東京での報道の仕事が増えていたこともあり、いろいろな意味でギリギリの状態。まさにエネルギーを使い果たしてしまった、という感じでした。仕事をたくさん抱えるなかで、パワーがかなりダウンしていた。気持ちも不安定になり、それまでの自分ではないような、ヘンな感じになっていたのです>

<相当、追い詰められていたのだと思います。そういう時期だったからこそ、ちょっとした相手の気遣いや優しさによって、自分の中の何かが崩れていってしまったのかもしれません>

 過度なプレッシャーや、仕事が原因となった心身の不調があったのはお気の毒だが、しかし、それがセクハラの言い訳にならないことは言うまでもない。変な言い訳をつらつらと並べたて、余計印象を悪くしている典型例である。

 そして驚くべきは、テレビ復帰となった『ワイドナショー』(415日放送回)での発言。ここで登坂アナは「謝罪」をするのだが、「謝罪」した先は被害女性ではなく、フジテレビだったのだ。

 番組のなかで、芸能レポーターの長谷川まさ子氏から「今回の騒動から学ばれたことってありますか?」といった質問された登坂アナは<これだけの反応になってしまって、新しい番組をせっかくオファーいただいたのに、その番組を良くしようとフジテレビの皆さんと考えていたのに、この騒動になってしまったので、迷惑をかけてしまって、本当に申し訳ないなと思います>と回答。番組降板で迷惑をかけたフジテレビに対しては謝罪の意を表したものの、女性に対しての謝罪の言葉はなかった。

 繰り返しになるが、もしも公共性の高い報道番組に出演するのであれば、その前にセクハラ報道に関する経緯説明と謝罪をきちんと行うべきだ。また、テレビ局側もそれを求めるべきだろう。現在バラエティー番組に出ている勢いそのままに報道番組への進出を認めてしまうのだとすれば、改めてテレビ業界のセクハラ意識が問われることになるのは間違いない。

(倉野尾 実)

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