久本雅美がキャラ変? “女の幸せ”の多様化を示す“脱・結婚願望キャラ”が素晴らしい

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『マチャミの婚前披露宴』 オフィシャルサイトより

 727日放送の『ぴったんこカン・カン』(TBS系)で、“久本雅美の還暦お祝いツアー!”という企画が行われる。まだまだ現役バリバリの仕事ぶりを見せる久本雅美(60)だが、今年79日に還暦を迎えている。『ぴったんこカン・カン』を始め様々なテレビ番組の司会をこなしている一方で、“結婚”についてはどのように考えているのだろうか。番組では長年共に司会を務めてきた安住紳一郎(44)と、“独身トーク”に華を咲かせてくれそうだ。

 久本雅美といえば、以前から“結婚願望強いキャラ”としてお馴染み。713日に行われた『松竹新喜劇 爆笑七夕公演』の囲み取材でも、「(結婚の条件が)47項目くらいあった」「今は首がすわってたらそれでいい」と自虐して笑いを誘っている。

 929日からは、『マチャミの婚前披露宴』という舞台がスタートする。公式サイトでは、「一周回って生誕時に帰るという“還暦”のタイミングで、恋愛運が最高だと占いで言われたこの年に、今なお諦めきれない結婚への強い思いを表明すべく、『マチャミの婚前披露宴』を日本全国5都市(大阪・東京・新潟・京都・広島)にて開催いたします」といった紹介文が書かれており、この舞台のコンセプト自体が“自虐芸”といっても過言ではないだろう。

 そんな中、710日に行われた同舞台の製作発表会見で、彼女の口から語られた結婚観はいつもの自虐と趣きが違った。同イベントで久本雅美は「自分は仕事が大好きなんです!」と宣言したのだ。さらに、「男性から家庭に入れと言われたら?」という質問には、「泡吹いて卒倒する。私を理解して自由にさせてくれる人じゃなければダメ」と答えている。

 これまでの彼女の芸は、「結婚しない(orできない)人は寂しくて惨め」といった認識を逆手にとった自虐芸だった。しかし、“仕事を優先する女性”というキャラクターは、これまでの芸風からすると180度反対の転換となる。

 この変化はとても好ましいものに映る。女性がどんな生き方をしようと自由で、それを他人からバカにされる筋合いはないし、自分で卑下する必要もない。“結婚して子どもを産む=女性の幸せ”という信仰は、過去の遺物であり、葬り去らなければならないものだからだ。

 久本雅美の変化は今年に入った時点で起き始めていたようだ。2月の『アナザースカイ』(日本テレビ系)でも、「私が結婚しようがしまいが、自分の仕事にはあまり影響はないんじゃないか」と語っていた。結婚をしたらしたで「女の幸せよりもネタができるんじゃないか」と考えてしまうという。現時点ではまだ“自虐芸”も引き続き行っているようだが、むしろ彼女にはこういった類の発言を続けてもらって、世間の認識を変える役を担ってほしい。

(ボンゾ)

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