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広瀬すずが人見知りを克服。照明や音声スタッフ揶揄で大炎上した頃から見違えるように成長したきっかけとは?

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『負けずぎらい。』(日経BP社)

 619日に20歳の誕生日を迎えたばかりの広瀬すず。831日には大根仁監督の映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』の公開が控え、また2019年の4月からはNHK連続テレビ小説100作目となる『なつぞら』の主演を務めることも決まっている。

 しかし、その一方で、寂しいニュースもある。101日発売予定の11月号をもって、2012年から続けてきた「Seventeen」(集英社)の専属モデルを卒業するのだ。広瀬すずが芸能界デビューしたのは、「Seventeen」の専属モデルオーディション「ミスセブンティーン2012」のグランプリに選ばれたのがきっかけだ。この卒業は彼女にとって大きな節目になる。

 6年近くにわたって専属モデルを続けてきたので、撮影しているときはポージングなどの勉強のために後輩モデルが見学しに来ることもあるそうなのだが、その辺りについては、自分からはあまり学ぶべきことはないと語る。エッセイ集『負けずぎらい。』(日経BP社)では、このように綴っていた。

<私の撮影中にモニターを見てくれている後輩の子もいるんですけど、「私から、ポーズで学んでもらえるところはないよ!」と思っちゃいます(笑)。でもスタッフさんとは仲良くさせていただいているので、現場での雰囲気や縮め方は参考にしてもらえるかもしれないです>

 広瀬すずといえば、2015年に『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ)にて発した<どうして生まれてから大人になったときに、照明さんになろうと思ったんだろう><(録音部のスタッフは)なんで自分の人生を女優さんの声を録ることに懸けているんだろうって、すごい考えちゃいます>という発言が大炎上。これにより、自身のツイッターを通じ、<先日放送された、「とんねるずのみなさんのおかげでした」の中で、私の軽率な発言がありました。いつもお世話になっているスタッフの方々に誤解を与えるような発言をしてしまい申し訳ありませんでした。本当にごめんなさい>と謝罪することになった一件を覚えている方も多いだろう。

 そこから年月が経ち、後輩に撮影現場でのスタッフとのコミュニケーションの取り方を教えるようになるとは、「大人になったねぇ」と、ほっこりした気持ちになってしまう。

 もともと彼女は現場スタッフとの交流に苦手意識をもっていたという。『負けずぎらい。』には、<私はもともと人見知りな性格なので、スタッフさんとコミュニケーションをとることに苦手意識をもっていました。撮影中にみなさんの視線が自分に注がれているのが分かると、居心地が悪いなと思っていたんです。何だか観察されているような気持ちになりました>と綴られているが、『とんねるずのみなさんのおかげでした』での炎上発言はやはり、こういった苦手意識から出てきてしまったものなのだろう。

 では、それが解消されたのはいつのことなのか? 『負けずぎらい。』によると、その契機は、2016年に公開された映画『ちはやふる-上の句-』撮影時のスタッフとの会話なのだという。

 この撮影の最中、彼女はスタッフに「撮影中は、どこを見ているんですか?」と質問した。その結果、返ってきたのは、「自分の仕事の部分を見てる」という、至極当たり前の答えだったのだが、しかし、当時の広瀬すずにとって、この答えは目が覚めるものだったようだ。

<良い作品を作るために、照明さんが細かい光の当たり方まで確認し、衣装さんは、衣装の質感が出ているかをチェックしている。自分が見られているなんて勘違いをして、「自意識過剰だったんだな、ごめんなさい」って感じになったんです(笑)>

 それから彼女はスタッフとの関わり方を改めた。『負けずぎらい。』では<「私は人見知りだからと距離を取っていてはダメだ、私からも何とかしないと」と徐々に思うようになっていきました>とも綴っている。

 『ちはやふる』シリーズを筆頭に、『四月は君の嘘』、『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』『anone』(日本テレビ)『なつぞら』など、最近では主演を務めることも多くなり、撮影現場を「座長」として取りまとめる責任感も出てきているらしい。2018年公開『ちはやふる-結び-』の撮影では、小泉徳宏監督から「自分が主演だという自覚をもっと持つように」という言葉をもらい、<それまでは“みんなが主演”という意識でこのシリーズを撮ってきたけれど、周りに甘え過ぎてはいけないという責任感も感じるようになりました>と語る。

 成人を迎えて、人としても成長していく広瀬すず。今後の活躍も期待である。

(倉野尾 実)

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