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山下智久の20年 藍沢耕作は「俺自身と似たところがあった」

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「+act.」2018年 8月号

 この夏の映画ランキングでトップを独走中の『劇場版  コード・ブルー  ードクターヘリ緊急救命ー』。主演を務めた山下智久さんの、可愛すぎたデビュー当初から、心が壊れそうなほど仕事に追われていた日々、そして現在までの20年間をプレイバック!

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 皆さん、ごきげんよう。アツこと秘密のアツコちゃんです!

 連日「命に関わる災害レベルの暑さ」などと叫ばれる今夏の異常気象。皆様、いかがお過ごしでしょうか?  「夏休みだけど、この猛暑じゃどこにも行きたくな~い!」と思っても不思議じゃない毎日。でもね、山下智久くんの主演映画『劇場版  コード・ブルー  ードクターヘリ緊急救命ー』が絶好調で、どこの映画館も満員御礼なんですって。別に山Pファンでもなかったアツのお友達が、涼を求めてふらりと映画館に立ち寄って、何とはなしに見てみたら「今やすっかり山Pファン」に大変身しちゃったぐらい。

 青息吐息だったフジテレビもちょっと息を吹き返したんじゃないかしら?  これでもかというぐらい全力番宣していたしね。山Pだけじゃなく新垣結衣さん、戸田恵梨香さん、比喜愛未さん、浅利陽介さんの主要キャスト全員が協力していてめちゃくちゃ力が入っていたもの。ヒットして本当によかったわ。おめでとう!

 2008年、ドラマでスタートした『コード・ブルー  ードクターヘリ緊急救命ー』(フジテレビ系)。山Pが23歳の時に始まったのよね。人気を博してドラマは月9枠に移行、3rd  seasonまで放送し、10年目のこの夏に待望の映画化へ。いつの間にかあの可愛かった山Pも33歳になり、最近はインタビューでも妙に落ち着いていて、当たり前だけどすっかり大人の男になっちゃって。俳優としても成長著しくてそれはすごく嬉しいんだけど、何だかちょっと寂しいような……。

『池袋ウエストゲートパーク』時代から大物感が

 アツが山Pを知ったのは約20年前。滝沢秀明くんの取材でとあるロケ地に向かった時のこと。「ねーねー、可愛いでしょ?  彼は山Pって言うの。事務所に入ったばかりホヤホヤのジャニーズJr.なんだけど、あまりに可愛いからロケ現場に連れてきちゃった」とタッキーから紹介されたのが最初。世にも美しいタッキーから「チューしたくなっちゃうぐらいホッペも何もかも可愛いんだよ。応援してあげて。絶対にすごいアイドルになるから」と太鼓判を押された山Pはされるがままで、まだ慣れていなかったから恥ずかしそうにモジモジしていたのがまた可愛くて、「タッキーが推すぐらいだし、こりゃとんでもない大スターが入ってきたな」と誰もが感じたほどだったの。キラキラした大きな瞳が印象的な美少年で、明るくて素直だからみんなに好かれていて、あれよあれよと言う間に人気者に!

 当然「正統派のアイドル路線で進むんだろうな」と思っていた矢先の2000年、長瀬智也さん主演のドラマ『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系)に出演した山Pを密着取材していて「彼はアイドルより俳優業に向いてるんじゃ?」なんて感じてたのよね。宮藤官九郎脚本で堤幸彦監督作品の通称『IWGP』は他にも妻夫木聡さんや窪塚洋介さん、坂口憲二さんや高橋一生さん、そして渡辺謙さん等、錚々たるメンバーが出演していた話題作。個性的な大物がズラリと揃い、撮影も独特な雰囲気が漂っていたの。そんな中でも臆することなく自然体で演じていた山Pを見ていて正直びっくりしたし、長瀬くんも山Pをとても可愛がっていて。山Pはまだ15歳だったのに「ただの可愛いアイドルちゃん」ではないことを周りのみんなは予感していたのよね。

 まぁその後の2003年にはNEWSとしてCDデビューして、俳優業を続けながらも一大アイドルとしての活動が始まって……。2005年の『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)ではそれまで天敵だった亀梨和也くんと「お互い言いたいことを全部吐き出して」和解し、すっかり意気投合。山Pが演じた彰の決め台詞「コン!」も未だに耳に残ってるものね。硬派な役もコミカルな役もこなせるし俳優として力を付けていって。

 2008年9月には、同級生より半年遅れで明治大学を卒業。お茶の水にある明大の上の方にあるホールで卒業式が行われたんだけど「やっと卒業できてホッとしたよ~。俺もこれからが本当の社会人かな。仕事一本になるから、いろいろ考えて進んでいきたい」と話していて、何か思う所があるんだろうなとは感じていたの。でも真面目なコメントをした後で「1人きりの卒業式に取材に来てくれてありがとう。学食が高層階にあって眺めがいいから食べて行って。誰でも入れるし美味しいから」なんて教えてくれて、一緒に行った取材陣たちと「いつ会っても山Pは優しくていい奴だね」なんて話しながら学食へと足を向けたこともあったなぁ。

仕事に追われ壊れそうだった時期も

 相変わらずの人気を保ちつつも、2011年には惜しまれながらNEWSを脱退した山P。それから「山P改めエロPです」なんて言いながらソロコンをしたり、香取慎吾さんとユニットを組んだり、華々しく様々な活動を第一線で続けてきたのは周知の事実。いつインタビューしてもきちんと受け答えをしてくれてありがたかったんだけど、どちらかと言うと優等生的なコメントが多くて、「ファンのみんなのために」や「ファンのみんなのおかげ」のフレーズが必ず出てきて、それはもちろん本心なんだろうけど……。

 ある時、あまりにこう同じ言葉が続くから「山P、それ何度も聞いた。何か他の表現方法ない?」と勇気を振り絞って言ってみたらハッとした顔をして「ごめん、口が勝手に動いてる。覚えたフレーズを繰り返すロボットみたいだよね」って山Pが突然謝ってきて、アツも慌てて「こちらこそごめん」って恐縮したことがあったの。聞けばその時は仕事に追いまくられていっぱいいっぱいで、「心に一欠片の余裕もない。とにかく休みたい。そうじゃないと俺が壊れる」というギリギリ限界の時期で、「思いっきり酒を飲みたい。ただひたすら海でボーッとしたい。一晩でもいいからゆっくり眠りたい!」と言っててね。そんな山Pは今まで見たことがなかったから驚いちゃったんだけど、逆に「人間っぽくて断然いい!」と思ったのも事実。絶対的なアイドルという立場もあって、簡単にはキャラも崩せず、ずっといろんなことを我慢してたんだろうなぁ。「どこまで自分を出していいか分からないし、本当の自分も一体どんな人間なのか、分からなくなる時がある」とポソッと言ってて、でも自分なりの充電をしてからはまた一段と活躍してたしね。

 昨年の亀ちゃんとの再びのドラマ『ボク、運命の人です。』(日本テレビ系)からの『コード・ブルー    ードクターヘリ緊急救命ー3rd  season』(フジテレビ系)、そして劇場版でのインタビューでは、もう肩の力が抜けた人間的にも一回り大きくなった余裕ありありの大俳優・山下智久になっていて。勝手ながらアツも感無量よ。

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秘密のアツコちゃん

約20年間、アイドル、タレント、女優、俳優、監督や脚本家など、さまざまな業界人とともに仕事をしてきた結果、気づけばとんでもなく情報通に。毎日、テレビ局や出版社、レコード会社や映画会社などに日々出没し、マスコミ界隈をふわりふわりと歩き回っている。

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