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あの娘(義妹)私が悪口ブログ読んでると知ったらどんな顔するだろう

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Thinkstock/Photo by Anatoliy Sizov

 リアルで会う関係の友人知人、または家族が、SNSやブログで自分のことを悪し様に書いてあるのを見つけた……あなたにはそんな体験があるだろうか。このトピ主は、あろうことか新しい家族に、ブログで悪口を言われていた。それを知ってしまった後、その家族に対してどう振る舞えばいいのか……悩んでいるという相談だ。

義妹が蔭で私の悪口を言っていました・・・

 トピ主(女性・38歳会社員)は義妹のことで相談があるという。義妹とはトピ主の弟の妻で、弟より2歳年上の35歳。弟夫婦には6歳と4歳の男の子がいる。トピ主は実家から離れて暮らしているが弟一家はトピ主実家の近くに住んでおり、お盆と正月の年に2回は、実家で弟一家と顔を合わせる。まあその程度の離れた距離感なのだが、弟家族とは良好な関係を築けているとトピ主は思っていた。

「毎年、帰省時には甥っ子達や義妹にお土産を買って帰り、気を使っているつもりです。頼まれれば甥っ子達の子守りもするし、遊びにも連れて行っています。私は義妹とはうまくやっていると思っていました。甥っ子達のことも大好きでした」

 回顧するトピ主。ところが先日、ネットサーフィン中に偶然、義妹のブログを見つけてしまったのだ。

「独身の小姑がうっとうしい」

「マジあの年で独身ってことはもう結婚出来ないってことっしょ?誰が老後見んの?私は絶対ゴメンだわ。うちの子にも知らん振りしていいって教えておかなきゃ」

 義妹ブログにはそんなことが書いてある。しかも昨日今日ではなく、かなり前からそのような内容を書いていたのである。

 義妹のブログは個人的なもので読者はママ友がメインらしく「ああ、うっとうしいよね。独身の小姑は」「遊びに連れて行くって、今から子供のご機嫌取りして老後を頼もうって魂胆なのかな?怖いね。子供を近づけないようにしないと」といったコメントで盛り上がっているそうだ。

 当然、ショックを受けたトピ主。

「私は自分から甥っ子達を遊びに連れて行こうと誘ったことはなく、甥っ子達が『おばちゃんも一緒に行こう!』と言ってくれたり、義妹が『お義姉さんも一緒にどうですか?』と誘ってくれた時だけ付いて行っていました。もちろん財布を期待してだと思っていましたが、それでも楽しかったのです。
それなのに、義妹のブログを見てしまって、なんだか心にどす黒いものが浮かんできてしまいました」

 甥っ子達のことも可愛いと思えなくなってしまった。もうこれは距離を置くしかないだろうか、という相談だ。

 そうだよなあ、表面上は仲良しを装って陰で、というかインターネットなので陰口ですらないのだが、色々と悪く書かれていたら本当に嫌になる。弟はこれを知っているのだろうか。いや、知らないだろうなあ。

 トピにはエールが3800集まり、コメントでもトピ主擁護の声が多く書き込まれた。ただ、義妹に対してどう接するかについては意見がさまざまだ。

 まずひとつめは、ブログは様子見しながら関係性は疎遠にする派。

「都合良くお財布はあてにし、うっとうしいと言われるなら疎遠にしてOK。
子供へのプレゼントやお年玉も『これからは私も老後の準備しなくちゃね~弟家族に迷惑かける訳にいかないし老人ホーム考えてるからお金も貯めなきゃ♪』とでも宣言しやめましょう。
ブログは知らないふりして様子見ましょ、どうせまた悪口書き込むでしょうから」

「トピ主さんがさりげなく見たぞアピールをするも良しその程度の奴だと見下すも良し。弱みを握ったくらいの気持ちでほっといて、後で後悔しない程度の援助にしておいたらいいと思います」

 ふたつめは、ブログを見ていることを告げる派。

「プリントアウトして、義妹さんに送ってはどうですか? 甥っ子の事も、貴女の心のままにすれば良いと思います」

「『ブログ、やってるんだね』とりあえず、まずその一言だけでいいのでは? 痛烈パンチだよね。笑顔をつけたらさらに最高」

 この意見には、弟一家にも見せた方がよいという派がいた。

 3つめは、義妹を避けた方が良いという派。

「ひどい言われかたですね
馬鹿にするな~って言ってやりたいですね
でも相手がそう思っているなら、もうおみやげも買う必要ないし、ご機嫌とりもいらないよね
ただ実家に帰るのは、あなたにその権利があるのだから今まで通りで
日にちをずらして会わないようにはできませんか?
そんなことでストレス感じるのも嫌でしょうし、そんなこと意図しているわけではなくても、だからって甥っ子たちに嫌なおばさんと思われるのは本意じゃないですよね
やっぱ他人は怖いわ」

 ブログを見ていると告げれば義妹と距離を置くことになるので、2と3は結果的には同じだろう。だがトピ主は甥っ子たちの事が好きなのだというから、それも本意ではないようだ。ほかには、義妹のブログは真意ではないかもしれない、という優しい意見も。

「義妹がブログに書いたことは本人の真意でないこともあると思いますよ。
多数の人、特にママ友など仲間内の人間に見られることを意識しての発言ですから、賛同を得られることを適当に書いた可能性はあります」

 一方、義妹がトピ主を警戒するのも理解はできるという、義妹側の視点に立つ声もあった。

「子供を育て、守り続けている母親からすると、トピ主さんのような身内は、(将来、子供の足を引っ張る可能性が高い存在)であり、警戒すべき対象ということなのでしょう。
私も母親なので解らなくはないです。
しっかりと距離を置いて、甥子さん達がトピ主さんの老後の世話をしなくてもすむような関係を築き、義妹さんを安心させてあげたらいいと思います。
一番良いのは、トピ主さんが結婚し、子供を持つことなのです。
そうすれば、老後はトピ主さんのお子さんが見ることになるのですから、義妹さんから警戒される対象から外してもらえるでしょう」

 後半の「トピ主さんが結婚し、子供を持てば警戒されなくなる」という論理は、いやいやさすがにそっちの勝手すぎるだろうと思うが、まあ迷惑な義家族も世の中にはたくさんいるので、警戒心発動の理屈は確かにわかる。だが、ブログに書くのはナシだろう。しかも、警戒しているのなら悪口を言うのでなく距離を置けば良いではないか。これはトピ主レスで「独身の小姑が嫌われる理由は分かりますが、ならばせめてあちらから距離を置いてくれたらいいのに」とトピ主も書いていた。

 というのも、義妹は毎年、わざわざLINEやメールで『今年は何日に帰って来るんですか?』とトピ主に帰省の日程を確認し、その日程に合わせて家族が揃うようにしているのだという。“嫁”としての義実家(トピ主の実家)への気遣いなのかと思いきや、そういうことでもないらしい。

「弟夫婦は出来ちゃった結婚で、義妹は結婚当初から母に嫌われているので、私がいる時の方が来やすいんだろうと思っていました。母は『孫は可愛いけど嫁は憎い』を地で行っているので。義妹は自分の家庭がワケアリらしく、自分の実家には結婚以来、一度も帰ってないそうです。だから盆正月はうちの実家に必ず来るのです」

 う~ん、自分の家族だけだと居づらいから、トピ主の帰省に合わせるというように、ある意味トピ主を利用しているのに悪口を書くのはなぁ……。このブログについては、多くのコメントで、プリントアウトするなりして証拠を残しておくべきだという意見が多くあった。

「『ブログ楽しく拝見しました』と弟さんと義妹さんにメールしましょう。
できたら弟さんにはブログの内容をコピーして添付するといいです。
ネット上にあがれば多くの人々の目にとまり保存されます。
貴女にとって冗談と見過ごしできない重大な名誉毀損です。
仮に義妹さんが謝罪、ブログ削除しても保存された情報は生涯消えないです。
検索エンジンにも保存されていると思います。
お気の毒ですが気がつくのが遅かったですね」

「そんなブログを見てしまったら、とりあえず自分のことが書いてある記事は全てプリントアウト。
その上で、コメントするかな。
『たまたま見つけてしまったけれど、あなたの考えが良くわかったわ。今後のお付き合いは考えさせてもらいますね。謝罪は不要です。謝罪されても陰でこんなことを書き込むのだから、信用できないし、到底許せませんので』と。
で、両親と弟には記事を全部読ませます。(弟にはPDFにしてメールするかな。封書だと義妹に見つかって廃棄されそうだし)
『こういうことを影でネットに書き込む人とはお付き合いはできませんので、今後は顔を合わせても挨拶程度しかできません。勿論、親戚付き合いも全てお断りいたしますので、ご了承ください』とね。
両親や弟が義妹にどういう態度で接するのかはまた別の問題ですから、自分のことだけ」

 義妹のブログを見ていることを告げるのであればきちんと証拠を保存し、その上で、義妹だけでなく家族全員に伝えるべきであるという意見が多かった。でも、トピ主がコトを大きくするのを良しとするかどうかはわからない。

 義妹も、トピ主母(義妹にとっては義母)が『「孫は可愛いけど嫁は憎い」を地で行っている』ということなのでそこだけ気の毒だ。トピ主をdisるブログがストレス発散のはけ口になっているのだろうか。トピ主レスで義妹の近況が報告されたが、バレてないと安心しているのかとっても厚かましい。

「今朝、義妹から『○(上の甥っ子)が今欲しがっているのは△(具体的な玩具の商品名)です♪』と画像付きメールが来て、ああ、そう言えば9月が誕生日だったと思い出しました。
最初はこちらが選んで買って贈ってたのですが、義妹から『玩具の好みが激しいので、こちらで選びたいからお金で送って下さい』と言われました(メールで)
最初はお金を送ってたけど、去年辺りからお盆で会う時に『これが欲しい!』と甥っ子に言われるようになり、具体的なものを義妹からメールで伝えられ、それを贈るようになりました。
小姑のことがうっとうしくて大嫌いなら、こんなメールやラインのやり取りはしないでいいじゃない? わざわざ甥っ子や自分の誕生日をアピらなくてもいいじゃない?
私の誕生日に甥っ子達の画像送って来て『おばちゃん、誕生日おめでとう!』とメールくれなくていいじゃない?
こんなことされてたら、仲良くやってると思ってしまうじゃない?
嫌いなら嫌いでいいから、帰省の時期ずらしてよ。誕生日アピらないでよ。買い物の時、甥っ子まで使って誘わないでよ。
ブログのことは知らん顔はするつもりだけど、人間性を疑ってしまいます」

 ブログを見ていることを義妹本人だけでなく弟や両親にバラすと、ヘタをすれば一家離散の危機にもなるため、さすがに推奨はできないが、トピ主のストレスも限界に達しそうだ。現在も義妹はブログで悪口を書き続けているのか、そしてトピ主はそれをウォッチし続けているのか、気になってしまう。

 他人事ではない。というのも、実は筆者は義妹のSNSをウォッチしているのだが、そこに自分の悪口が書かれるのを長いこと、眺め続けている。何度もご飯をご馳走したのに、この仕打ち。ひどくないですか!? トピ主に心底共感する!!!! あぁ~筆者も義妹にバラそうか悩む! でも悩んでいる間に、とりあえずスクショは撮っておこう。保全保全。

ブログウォッチャー京子

1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。

twitter:@watcherkyoko

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