2013年、橋本環奈(19)が奇跡の一枚で話題をさらってからはや5年。その人気は一過性のもので終わらず、すっかり定着した。最近は8月17日公開の映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』の番宣のためにバラエティ番組にもひっぱりだこで、そこでの共演者との仲良しエピソードが話題になっている。ファンの支持だけでなく、仕事現場でもとことん愛されるキャラクターとして浸透しているようだ。
橋本環奈は8月7日放送の『火曜サプライズ』(日本テレビ系)に、小栗旬(35)や柳楽優弥(28)と登場。最近ひとり暮らしを始めたと明かし、『銀魂』の共演者たちといっしょに家電量販店に行き、小栗旬にはドラム式洗濯機、菅田将暉(25)にロボット型掃除機、ムロツヨシ(42)に冷蔵庫、新井浩文(39)には電子レンジを買ってもらったというエピソードを語った。これには視聴者から「さすがは1000年に1人の美少女、何をやっても許される」「超幸せハーレムうらやましい!」との声が続出していた。
橋本環奈ら主演陣を中心としたキャストの仲の良さも魅力のひとつで、原作ファンからもとにかくウケが良い『銀魂』。なにかと批判されがちな“実写化”だが、橋本環奈が演じるヒロイン・神楽はハマり役だとファンも太鼓判を押すほどだ。“1000年に1人の美少女”として名をとどろかせた橋本環奈がコメディで才能を開花させるとは、いったい誰が予想していただろう。
2016年には映画『セーラー服と機関銃-卒業-』のヒロインに抜擢されて女優としての本格的にキャリアをスタートさせるものの、公開2日間での興行成績がトップ10入りすら果たせずまさかの大爆死。ネットでは「かわいいだけで主演を張れるタマではない」「所詮ちんちくりんのアイドル、女優は無理」とバッシングされ、「橋本環奈の人気はステマだった」とまでささやかれていた。
女優・橋本環奈の転機となったのが、昨年夏に公開された映画『銀魂』だったといっても過言でないだろう。福田雄一監督(50)のもと、橋本環奈は初のコメディ作品に挑戦。“清純派”のイメージをかなぐり捨て、白目をむきながら鼻くそをほじりゲロを吐くというギャグ映画ならではの演技をしっかり披露し、話題に。『銀魂』は2017年の実写邦画興行収入ランキングでNo.1の大ヒットを収めた。
橋本環奈のコメディ路線転向は大成功だった。今や山田孝之(34)や佐藤二朗(49)、ムロツヨシ(42)などの大先輩たちと並ぶ福田組の筆頭若手女優で、昨年10月公開の映画『斉木楠雄のΨ難』や『銀魂2』、さらに今年10月から始まる実写ドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)まで立て続けに出演。女優としての居場所ができたといえるだろう。
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