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親の働く姿を子どもに見せることの3つのメリット

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Thinkstock/Photo by Kavuto

 生まれたばかりの赤ちゃんは何から何まで世話が必要だが、パパやママに甘えるばかりの可愛い時期を経て小学生にもなると、子どもにも自立心が芽生えて反抗的な態度をとることも出てくる。そんな我が子の変化に、「親の言うことを聞いてくれない」「なんだか邪険にされているような……」など、不安感を抱く親は少なくないだろう。だが、働く姿を子どもに見せると、子どもの態度がコロッと変わるかもしれない。

 株式会社アイデムは今年6月、小学校5年生または6年生の子どもを持つ男女1308人とその子どもを対象に、「子どもが親の“働く姿”に触れること」と「子どものキャリアの捉え方」の関連性を探るためのアンケート調査を実施した。

「働いている父親を見てどのように感じているか」という設問に、父親の働いている姿を見たことのある子どもは「あんな大人になりたい」(24.0%)、「どちらかと言えばなりたい」(36.2%)と答え、6割の子どもが父親への尊敬を抱いていることがわかった。一方、見たことのない子どもは「あんな大人になりたい」(9.5%)、「どちらかと言えばなりたい」(32.5%)と半数以下という結果に。

 この傾向は母親でも同様で、母親の働いている姿を見たことのある子どもは「あんな大人になりたい」(18.7%)、「どちらかと言えばなりたい」(38.5%)との回答が合わせて半数以上。見たことのない子どもでは、「あんな大人になりたい」(10.2%)、「どちらかと言えばなりたい」(30.4%)と低い数字になった。

 家庭の外での両親、つまり父親・母親としてではない顔を見ることで、子どもから尊敬の念が湧くということになる。仕事への理解も深まり、親子間のコミュニケーションが円滑になることも期待できるかもしれない。

 さらに、同調査では「親の働く姿を見た経験」が子どもの労働への意識にも影響を与えることを明らかにした。「将来なりたい職業はあるか」を聞くと、見たことのある子どもの52.3%は「ある」と回答。見たことのない子どもは42.0%と開きが見られた。また、「将来働くことを楽しみに感じているか」に関しては、見たことのある子どもは「楽しみ」(25.2%)、「どちらかと言えば楽しみ」(53.0%)。見たことのない子どもは「楽しみ」(16.3%)、「どちらかと言えば楽しみ」(54.0%)とこちらも差があった。子どもには早いうちから将来のビジョンを考えてほしいと願う親は少なくないが、言葉で伝えるだけではなく、自身の働く姿を見せることで、子どもの意識が前向きになるとしたら、良いことずくめだ。

 ただ、「子どもに働く姿を見せることは難しい」という職場環境の方が現状では多いだろう。実際に子どもを自社に招いて“職場見学”を実施している企業の例をいくつか紹介したい。

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宮西瀬名

フリーライターです。ジェンダーや働き方、育児などの記事を主に執筆しています。
“共感”ではなく“納得”につながるような記事の執筆を目指し、精進の毎日です…。

twitter:@miyanishi_sena

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