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大物芸人・明石家さんまの限界 セクハラ意識と女性観に顕著な時代とのズレ

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吉本興業 オフィシャルサイトより

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 お笑いBIG3。日本のお笑い界のトップに君臨するビートたけし(71)・タモリ(72)、そして明石家さんま(63)を指す言葉である。最近このうちのひとりであるタモリに人気脚本家の中園ミホ氏(58)との不倫疑惑が勃発したのだが、インターネット上では「単なる茶飲み友達で、不倫じゃないと思う」となぜかタモリ擁護の声が多く、タモリの変わらぬ人気の高さを示した。だが、そんなタモリ人気とは対照的に、BIG3では一番の若手である明石家さんまの評判が下がり続けている。原因は、主に「セクハラ」に関する認識の甘さにあるだろう。

 最近では2018年8月7日放送のバラエティ番組『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)での問題発言が注目を浴びている。この日のテーマは「不満に思った男の言動」で、プロスケーターの村上佳菜子(23)が、「酒に酔った勢いで近づいてくる男性がすごく嫌」と述べたところ、明石家さんまは「酔うてるからええやないか」と返したのである。

 村上の経験談をまとめるとこうだ。日本選手権で会っても挨拶ぐらいしかしたことがなく、ほとんど喋ったことがないある男性スケーターがいた。だがそのスケーターはフィギュアの大会後に開かれたパーティで酒に酔ってベロベロに。村上の姿を見つけると「佳菜子~! 元気~!?」と言いながら寄ってきて「イエーイ!」と村上の肩に手をまわしてきたというのだ。完全にアウト! 誰もがそう思うような、わかりやすいセクハラ案件だと思われるのだが……。

 司会のさんまはこの村上の発言を聞き「酔うてるからええやないか」と、酔った男性スケーターの行動を擁護。「『イエーイ!』って感じなんですよ~」と、そのとき感じた不快感を訴える村上だが、さんまは「『イェーイ佳菜子!』言われたら、『イェーイ!』でええやないか」と、なぜそれが問題視されるのか理解できないようだった。昨今話題になっている酒席でのセクハラ問題などさんまにとってはまったくの他人事で、どこ吹く風と思っているのだろうと推測できる。

 もっともさんまの女性蔑視的発言やセクハラ発言はなにもいまに始まったことではない。当サイトでもこれまで彼の好き放題発言を度々取り上げ記事にしてきた。ごく最近の無自覚なパワハラ・セクハラ発言といえば、剛力彩芽(25)と「ZOZOTOWN」を運営する株式会社スタートトゥデイの前澤友作社長(42)との交際を巡るあれこれでの発言だろう。

 かねてから剛力ファンであることを公言していたさんまは、交際をオープンにした剛力に対して自身のラジオで「呪いにかかったように浮ついて」とため息交じりにポツリと。さらに別のラジオ番組では「今は浮かれて、年商5630億円? 自家用ジェットに乗って、よろめいてるけど。待ってあげようと。本当の幸せとはどんなものかと。帰ってきたかったら迎えてあげる」と、つい「おまえは剛力の元カレか!?」とツッコミたくなる発言まで。もっともさんまはお笑い芸人ゆえ、そのツッコミ欲しさに狙って発言しているのだと捉えることもできるが、本人はどういうつもりなのだろうか。

 また、『ホンマでっか!?TV』で約9年間も共演しているフリーアナウンサーの加藤綾子(33)への熱い想いをしょっちゅう口にすることでも知られており、5月に放送されたバラエティ番組の中では「(加藤と)付き合いたいし、抱きたい」と発言している。どうもさんまは「抱きたい」というワードを女性に対する最上級の誉め言葉と考えているふしがあるように筆者には思えるが、それはまったく見当違いなのだということをそろそろわかってほしい。いくらセクハラとは無縁の時代に花を咲かせた芸人であったとしても、いまの世の中の流れというものを知らねばならない時期にきているのではないだろうか。

 まったくそんな対象とは見ていない人間から、しかも仕事でしょっちゅう顔を合わせなければならない人間から、「抱きたい」と公言されるだなんて。それは女にとっては苦痛でしかなく、時と場合によっては恐怖を感じることもあるのだ。断じて誉め言葉なんかではない。

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