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「綾瀬はるか『戦争』を聞く」で明かされた、満州からの引き揚げ女性に強制された性接待

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『NEWS23』(TBS)番組ホームページより

 戦後73年目の夏も迎えた今夏も各メディアで戦争をテーマにした企画が組まれているが、2010年から始まった『NEWS23』(TBS)内の特集企画シリーズ「綾瀬はるか『戦争』を聞く」も昨日8月15日に放送された。

 このシリーズは、綾瀬はるかが戦争体験者に話を聞きにいく番組企画で、今回は「綾瀬はるか『戦争』を聞く〜語らなかった女たち〜」と題し、終戦直後の満州引き揚げ時にソ連兵から性的暴行を受けた女性たちに焦点を当てた。

 1945年8月9日にソ連が満州に侵攻し、わずか6日後に戦争は終結するが、終戦後、満州から一番最初に逃げ出したのは、日本軍だった。

 取り残された民間人を守る後ろ盾とならなければならなかったはずの軍人は、自己保身にひた走り、民間人を置き去りにしたという。番組で取材の応じた女性はそのときの様子を<汽車が通るんですけど、全部兵隊なんですよ。私たちが乗る汽車はもうなかった>と証言する。

 結果的に、取り残された人々はソ連の収容所に入れられることになるが、ここで目を背けたくなるような性的暴行が行われたという。当時10歳で収容所に入れられていた女性は、綾瀬はるかとカメラの前でこのように語っていた。

<『嫌だ』って言った子ども2人いるお母さんが、目の前でね、犯されたの。それをみんなが見てるんです。だからね、子どもたちはどんな(気持ち)だっただろうと。子どもたちも(見ている)、みんながいる前で犯す。もう、泣いたってどうしたってダメなんです>

<5人ぐらいで輪姦する。1回に5、6人相手にするっていうことで、そこでだいぶ亡くなりましたね。病気になったり、出血多量とか>

 番組ではさらにショッキングな事実も明かされた。こういった性的暴行が行われた背景には周囲の日本人男性も加担していたという。

 取材に応じた女性は、<ソ連の兵隊を利用するためには、その代償に女として、奥さんは頼めんでな、『あんたら娘だけ、どうか頼む』って言って。それ言われたことを、いまでも忘れません>と語り、同じ開拓団の男性幹部から人身御供になってくれるよう頼まれたと明かす。女性に性接待をさせた見返りに、自分たちを守ってもらおうとする目論みだった。

 その際に同じ開拓団から選ばれたのは17歳以上の女性15人。取材に応じた女性は、<『私どもが歯止めになるんなら、犠牲になりましょう』って、みんな涙を飲んで、そういう目に遭いました>と、当時の追い込まれた実情を振り返るが、そこでの性接待は過酷を極めるものだった。

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