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専業主婦・主夫であることの罪悪感、「稼いでいないから」

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Thinkstock/Photo by kazoka30

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 株式会社ビースタイルは13日、同社が運営する『しゅふJOBパート』などの登録者999人から回答を集めた「専業主婦・主夫に関するアンケート結果」を発表した。「専業主婦・主夫であることに、後ろめたさや罪悪感を覚えたことはありますか?」という設問に、「ある」(25.4%)、「少しはある」(31.2%)と。56.6%もの人が、専業主婦・主夫であることにネガティブな感情を経験したことがあると回答した。

専業主婦・主夫も働いている

 「ある」、「少しある」と回答した人は、

・無職(主婦)という肩書きと、税金を納めないことについて肩身が狭かった(50代:契約社員)
・夫ばかりが金銭的な負担を負っているから(40代:今は働いていない)

など“稼いでいないこと”に罪悪感を抱いてしまうようだ。

 他にも、

・ネットで専業主婦がたたかれすぎる(40代:パート/アルバイト)
・夫に、人の稼いだ金で楽をしていると言われた(40代:契約社員)

といった、他人世間からの専業主婦に対する厳しい目線に辟易している人も少なくない。

 上記の回答からは、専業主婦・主夫であることに罪悪感や後ろめたさを抱く人が半数以上もいる原因として、専業主婦・主夫が担う育児や家事(場合によっては介護も)といった業務が、給料の発生しない“無償労働”であることが大きく関わっているといえるだろう。

 日本では育児や家事への金銭感覚がゆるく、「タダでやるもの」という認識が浸透している。だが、ベビーシッターや家事代行などの仕事が存在するように、育児や家事は外注すればお金が発生する立派な仕事である。

 このように書くと「専業主婦は家事代行並にクオリティの高いサービスを提供できているのか!?」といった意見が出てくるが、「家事や育児をすることはお金が発生する立派な仕事である」と指摘しただけで、クオリティの高低に関する議論は的外れだ。また、24時間365日・常駐可能なベビーシッターを雇うとしたら一体いくら支払えば妥当な金額と言えるのか考えてみてほしい。

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宮西瀬名

フリーライターです。ジェンダーや働き方、育児などの記事を主に執筆しています。
“共感”ではなく“納得”につながるような記事の執筆を目指し、精進の毎日です…。

twitter:@miyanishi_sena

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