原因不明の体調不良に襲われた50代女性を支えた夫の「僕の一番はなにがあっても君」という姿勢

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結婚して30年。いまも出かけるときには手を繋いで

――愛情深いご主人ですよね。

「あの、ちょっと照れる話なんですけどね。実は主人は手を繋いで歩きたい人で。結婚して30年ですが、いまも手を繋いで歩きます、子どもの前でも」

――素敵! お父さんとお母さんが仲良しだと、お子さんも早く結婚したいとおっしゃるんじゃないですか?

「よくそう言ってますね。主人は、子どもにしょっちゅう話すんです、『君たちとは血が繋がっているし、とても大事だよ。でも僕の一番はなにがあってもママで、それは絶対に変わることはないからね』って」

――あぁ、なんだか歌の歌詞みたい……。

「そうなんですよ(笑)。SMAPの『らいおんハート』って曲ありますよね。テレビから流れたあの曲を聴いていた子どもが、歌詞を指さして『パパみたいなこと言ってる』と言ったことがあったんです。そしたら夫は『違う、僕はもっとずっと前から言ってるんだから!』とちょっとムキになってたぐらい。キムタクに対抗しているのかしら(笑)」

――まさに、美奈代さんを守るために生まれてきたご主人(笑)。でもほんとに更年期はご家族、とくにご主人の理解がとても重要だと思うんです。更年期について深くは知らなくてもいいけど、少しは知識を持ってほしい。知っているのと知らないのとでは、奥様になにかあったときに大違いですから。

「主人は私が不調を訴えはじめたときに『体のことはお医者さまにお任せして、メンタルの部分は僕がフォローするから』と言ってくれました」

――1番近くにいる人にそう言ってもらえるのは心強いですよね。閉経されたときにはご主人に話しました?

「はい。生理が乱れ初めてから閉経、体調の変化、すべて夫と子どもには包み隠さずに」

――不安や辛い思いを家族に全部口にできていた、というのは大きいと思います。物忘れや集中力の低下はHRTをして改善されましたか?

「いまはほぼ日常に戻りました。HRTを始めて半年経ちましたが、最近めきめきと自分が元に戻ってきたような感覚があります」

――それはホントによかったです! 美奈代さんに起こった症状の全てが、更年期が原因かどうかは今となってはわかりませんが……あとは不眠が解決することをお祈りしていますね。今日はありがとうございました。

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