SPEEDの濃厚で短かった「全盛期」と、スキャンダルにまみれてしまった「現在」

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スキャンダルにまみれてしまった30代

 解散や活動休止が発表されたわけではないが、とにもかくにも実質的には活動休止であるSPEED。全盛期の功績がある彼女たちは、活動をしていない時期にも所属事務所からそれぞれ200万円ほどの月給が支払われていると伝えられてもいた。事実ならば黙っていても年収2400万円となるのだから生活には困窮しないだろう。

 4人そろっての活動を再開できない事情もある。メンバー最年長の新垣仁絵は、2013年4月に結婚発表、所属事務所を退所。SPEEDの公式サイトには名前が載っているものの、芸能活動は行っていない模様だ。新垣個人の公式サイトには<サイト調整中>の表示があり、Twitterは2013年12月を最後に更新が止まっている。

 最初のSPEED解散後、音楽活動はそこそこに、女優業をメインに活動していた上原多香子は、2012年8月、ET-KINGのTEENとの結婚を発表。しかしわずか2年後の2014年9月に夫が自殺。上原は夫の死に憔悴していたとも伝えられていた。1年後の2015年10月、上原は芸能活動を再開。しかし、夫の自死から3年後の2017年、夫が自ら命を絶ったのは上原の不倫が原因だったと女性週刊誌に報じられ、TEENの遺書、不倫相手の阿部力とのLINEのやり取りやキス写真も掲載される。

 これについて沈黙を貫いたまま、上原は無期限での活動を休止(と報じられた)。上原のブログは2017年5月で更新がストップしており、コメント欄が荒れに荒れたとされるTwitterは現在非公開。週刊誌の報道によれば、高級マンションを引き払った上原は、2DK・オートロックなし・家賃月10数万円の庶民的なマンションで、新恋人・コウカズヤ(41)と同棲生活を送っている。所属事務所に籍はあるが現在はほぼ無給の上原と無名演出家であるコウの暮らしぶりは質素で、移動手段はバスや自転車。記者が復帰予定を質問すると、「全然ないんです」と答えたという。

 昨夏、上原より一足早くスキャンダルの渦中にいたのが、2016年7月に初当選を果たし自民党参議院議員となった今井絵理子である。昨年7月下旬、「週刊新潮」(新潮社)が今井と自民党・神戸市議会議員の男性の不倫疑惑を報じたのだ。同誌の直撃に今井は、お互い好意はあるけど一線は超えていないと、肉体関係を否定。しかしホテルの同じ部屋に泊まった事実があるのに“一線を越えていない”は通用せず、大きな批判を呼んだ。

 2004年の結婚・出産、2007年の離婚を経て長男を育てるシングルマザーとなった今井は、SPEEDが3度目の再結成をした2008年、『24時間テレビ』(日本テレビ系)で、長男が生まれつき聴覚障害を持っていることを公表。長男の障害についてオープンに語り、福祉施設でのミニコンサートを行うこともあった。2015年、今井は島袋とともにユニット・ERIHIROを結成、8月にシングル『Stars』をリリースするも結果はオリコンチャート27位と振るわなかった。それから半年ほどしか経っていない2016年2月、今井は同年夏の参議院選で自民党比例代表候補として出馬することを表明したのだが、ERIHIROは“もういい”と思ったのだろうか。

 出馬会見では手話を行いながら自らの立候補理由を語っていた今井だが、当選直後には沖縄の基地問題について意見を聞かれ「これから向き合う」と答えるなど、勉強不足の様子だった。不倫騒動後、インスタとブログの更新が途絶えていた今井だったが、2018年1月以降はコンスタントに更新している。主に議員活動の報告がメインだが、コメント欄には応援よりも「辞職して下さい」といった非難の言葉が溢れている。

 SPEED最年少の島袋寛子はどうだろうか。最初のSPEED解散発表時には「沖縄に帰りたがっている」と引退が囁かれていた島袋だったが、結局引退することはなく、ソロ名義では音楽活動メインに行ってきた。2006年公開の映画『バックダンサーズ!』にも出演している。並行して、2004年にジャズプロジェクト・Coco d’Or(ココドール)を立ち上げ、2011年までに3枚のアルバムをリリースしていた。

 2008年にソロ名義をhiroから本名の島袋寛子に変更。2011年~2014年にかけては単独ライブを行い2013年にシングル『童神』とアルバム『私のオキナワ』を発表した。前述したとおり2015年に今井と結成したERIHIROは不発で、もはやヒットチャートで彼女の名前を見かけることはないが、スキャンダルもなくマイペースに音楽活動を続けているのは彼女だけだ。

 2016年9月には俳優・早乙女友貴との婚約を発表、2017年2月に入籍。島袋より12歳年下の早乙女はSPEEDがデビューした1996年に誕生しており、(全盛期の)SPEEDを知らない世代の男性がSPEEDのメンバーと結婚するという事実には、年月の経過を再認識させられた。

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