女性の禁煙、妊娠・出産を機に成功8割 喫煙再開の母親も「子供には配慮」

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 「妊娠・出産を機に禁煙した」483人中、産後に喫煙を再開したのは121人。産後喫煙を再開した時期については、121人中半数以上の66人が「産後すぐ~産後3か月以内」と回答し、産後1年未満で喫煙を再開しているのは121人中95人(78.5%)。喫煙再開の理由は、「イライラやストレス」と回答した人が43人(35.5%)、「母乳卒業」「周りが吸っていた」がそれぞれ10人(8.26%)と続く。

 回答者の記述には、〈治安の悪い地域での初めての子育てで(地元ではなく知り合いもいない)ストレスを感じ、早くタバコを吸いたいと常々思っていたが、完母のため吸わずに我慢していたが、卒乳をきっかけにお酒とタバコを再開した〉〈産後のストレスと子供と2人で家にいなければならない寂しさから〉といった内容もあり、煙草がイライラやストレトのはけ口として機能しているようだ。禁煙継続には、本人の意思のみならずストレスや寂しさと折り合いを付けられる環境が重要なのかもしれない。

 産後喫煙を再開した121人のうち、57.8%が「子どもの前で吸わない、子どものいる部屋で吸わない」と回答。〈会社でだけ吸う〉〈家の中では吸わない〉など子どもと一緒にいる空間では「吸わない」旨を回答する人もいる。

 筆者は現在3歳の子どもを育てているが、街や公園で煙草を吸っているママさんを見かけることは稀だ。そして滅多に見かけない分、育児中の母親の喫煙率がどの程度なのか、実態が掴みにくい。それだけに今回の調査は、育児中の母親の喫煙事情の片鱗が窺え、非常に興味深いものであった。

 一方で、「妊娠・出産を機に禁煙した」483人のうち、残り362人は禁煙を継続している。つまり禁煙チャレンジしたうちの約8割は成功しているのである。禁煙に成功した母親と、喫煙再開した母親、その違いはどこにあるのか。こちらにスポットを当てた調査も見てみたい。

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