
H&M Japan公式Twitterより
歌手・安室奈美恵の引退が9月16日に迫り、約1年間続いた安室ちゃんの引退フィーバーもいよいよ終盤に差しかかった。有終の美を願うのがファンの総意だが、残念ながらそうはいかない炎上騒動も巻き起こっている。
8月21日、安室奈美恵とファストファッションブランド「H&M」がコラボした商品「Namie Amuro × H&M」の第二弾が発売された。今回は秋冬もののニットやトレンチコート、アクセサリーなど計25点がラインナップ。発売日には、全国で1万6000人が店舗に行列をなし、商品は即完売という活況を呈していた。
ところが発売の翌日から、インターネットオークションサイト・メルカリをはじめ、さまざまなサイトで転売行為がみられ始めた。安室奈美恵がキャンペーンビジュアルで着用していたニットは、正規価格2,499円のところ7,300円、トレンチコートは7,499円のところ15,555円と、倍以上の値段での取り引きが確認されている。さらにファンのSNSを中心に話題の「MY HERO」と刻印されたネックレスは、1200円が6990円の高値に変貌、安室奈美恵の姿がプリントされた無料のショッパーさえ数千円で取引されているといったありさまだ(8月27日現在)。
今回「H&M」が、発売初日の購入は「1人各アイテム1点まで」という制限を設けていたところに起こった事件で、ファンは「転売ヤーやばすぎ」「安室ちゃんの人気がすごいのは分かるけど、この状況はひどい」と大混乱。
しかし安室奈美恵をめぐる転売騒動は今にはじまったことではない。今年7月、安室とコーセーのメイクアップブランド『visse(ヴィセ)』がコラボしたメイク用品「ヴィセ リシェ アイカラーパレットNA」が発売されたときも同様の大騒ぎだった。アイシャドウのカラーは安室がセレクトし、パレットには「namie」とサインが入っていたことや、数量限定発売という稀少性からファンが殺到。しかし発売直後からメルカリで転売行為が確認され、販売方法に問題があると指摘するファンが『visse(ヴィセ)』のSNSを炎上させるという事件にもつながった。
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