岩国空港から、JR岩国駅まで2.5キロを歩いてみる
炎天下のなか、さっそく、最寄り駅であるJR岩国駅に向けて、歩いてみる。空港駐車場を横に見ながら進むと、目立つのが有刺鉄線の張られたフェンスだ。米軍施設が隣接しているため警備も厳重で、軍民共用空港ならではの雰囲気を味わえる。
1キロほど進み、「岩国空港入口」交差点を右折して県道110号線を進む。交通量の多い道路の歩道を歩いていくと、ほどなく大きな橋が現れる。岩国の中心を流れる錦川の下流である今津川をまたぐ橋だ。
ふと左手を見ると、錦帯橋ほどではないものの、味わいのある小さな橋が。向かってみると「連帆橋」という名前が書かれていた。渡り賃の値段から「一銭橋」とも呼ばれたようで、車両は通行禁止。徒歩だからこそ発見できたわけで、ちょっとうれしくなる。
今津川を越えると、再び県道110号線に合流。山口県岩国総合庁舎と、山口県民文化ホール「シンフォニア岩国」の前を通り過ぎると、ほどなく岩国駅東口に到着。所要時間は約30分、距離は約2.5キロ。炎天下でも疲れを感じないほどの近さだ。
200円のバス代をケチるにはちょっと遠いが、気分転換に歩くにはちょうどいい距離だ。また駅までのバスは、本数が非常に少ない。フライトに合わせて設定されており、ロストバゲージなどのトラブルでバスに乗り遅れたときには、タクシーと共に、選択肢の1つとして徒歩を検討してもいいかもしれない。
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