しかしネット上ではそんな西川の発言に首を傾げる声も多く、「結婚・子どもに限らず、自分が望む道を進めているかどうかが大切なのでは?」「“子どもがいて既婚者”が勝ち組じゃない。自立して楽しければそれでいいと思う」「幸せは自分の心が決めるもの。結婚がすべてじゃない」といった反論が相次いでいる。
男性が稼ぎ手で女性が家事と育児の担い手という家庭内の性別役割分業が蔓延していた時代はもう終焉、「女の幸せは結婚」「良い男性に見初められることが大事」といった価値観は廃れつつある。幸せは誰かに与えてもらうものではないのだ。
けれども西川センセイにとって、結婚や子育て、円満な家庭は、幸せの象徴だった。そう教えられて育っただろうし、理想の結婚というイメージ図を心に描いていただろう。理想通りの結婚生活を送れなかったことへの後悔も今なお持っているかもしれない。
今年の1月に行われたチョコレートの発売記念イベントでは、“再婚宣言”をしていた西川史子。「今年は絶対にしますよ!」と強気なコメントだったが、彼女自身に確固たる理想の結婚イメージがある以上、周辺でどんなアドバイスがされたところで、彼女にとっては意味がないだろう。理想に捉われず、柔軟に人生の進路を検討できればよいのだが……。そもそも“勝ち組”も“負け組”も、他者の評価に過ぎない。
(ボンゾ)
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