アニメ『ちびまる子ちゃん』第1話再放送「大いに笑ってさくらさんを弔おう」

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『ちびまる子ちゃん』公式Twitterより

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 アニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)の原作者・さくらももこさんが53歳の若さでこの世を去った。永遠に昭和の小学校三年生の「まる子」はさくらももこさんそのもので、彼女に親しみを抱く視聴者は多かっただろう。さくらさんの逝去をうけて、『ちびまる子ちゃん』は9月2日放送回の内容を変更。1990年に放送されたアニメ第1話のリメイク版を放送することになった。

 さくらももこさんが今月15日に乳がんのため死去していたことが公表されたのは27日夜。彼女の早すぎる死に、アニメで主人公・まる子の声を担当している声優のTARAKO(57)は「『ご冥福を』とか言えないです。ただただ頭の中がぐちゃぐちゃです」「今はただ先生の分身でもある小学三年生の子に、嘘のない命を吹き込み続けることしかできないです」とのコメントを発表した。

 またさくらさんの親友だった作家の吉本ばなな(54)はブログに、「私たちは30年間、なかなか会えなくても、ずっと友だちでした。何年かに1回会って、元気かどうか確かめるときがいつも幸せで、ずっとお互いを好きでした」「どんなに淋しいか、死の知らせを聞いた日から、心に穴が空いたようです。私の青春がまたひとつ、終わってしまいました」と綴っている。

 アニメ『ちびまる子ちゃん』のスタッフは、「大好きな、大好きな、さくらももこ先生が天国に旅立ってしまいました。もっとさくらももこ先生と一緒に新しい物語や展開を考えていきたいと思っておりましたが、あまりにも早い旅立ちでスタッフ一同、心から悲しく思っております」「これからも私たちスタッフ・キャスト一同で、さくら先生が天国で見守ってくださることを感じながら、面白い『ちびまる子ちゃん』を制作していきたいと思います」と故人を偲んだ。

 その他、爆笑問題や桑田佳祐など、『ちびまる子ちゃん』と関わりのあった芸能人をはじめ、各方面から突然の訃報に驚き悲しみ、そしてさくらさんに感謝を述べるコメントが発表されている。

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