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木村拓哉に「家庭人の顔」さえも解禁させる、ジャニーズのなりふり構わぬ戦略

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映画『検察側の罪人』公式ホームページより

映画『検察側の罪人』公式ホームページより

 木村拓哉さんと二宮和也さんの主演映画『検察側の罪人』が公開初週の映画ランキングでトップに立ちました。でも、二週めで2位の『銀魂2』、5週めで3位の『劇場版コード・ブルー』に最終的な興行成績で勝利できるかというと、微妙なスタートであることは確かな「公開3日間で興収5億8000万円」という記録。

 『銀魂2』は最初の3日間で8億円を突破する好スタート、さらに『コード・ブルー』はすでに興収77億円を突破しており、派手な宣伝展開もムナしく、『検察側の~』が勢いを伸ばして二作品を超える可能性は薄そうです。今回はそんな宣伝展開の裏側について。

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 皆さん、ごきげんよう。アツこと秘密のアツコちゃんです!

 このところ、あっちこっちの週刊誌編集部の皆々様から「ちょっと張ってたら、木村拓哉とKōki,の2ショットが撮れた」とか、「ついでに工藤静香とKōki,の写真も撮れちゃったよ~」なんて話を次々と聞かされていたの。でもね、いくらスクープ写真が撮れたからといって世の中に全部が出るとは限らないし、写真週刊誌の人もよく「残念だけど、ネタの80%ぐらいはボツになる」と言ってるぐらいだから、いくら「話題の木村拓哉とKōki,の2ショットが撮れた」といっても、ジャニーズ忖度で誌面には反映されないんだろうなぁと思っていたんだけど。

 あるスクープ班のチーフによると「ダメ元でジャニーズ事務所に打診したら、『あら、撮れちゃったのぉ? 仕方ないなぁ。映画のことに触れてくれるならいいよ。忘れずに必ず映画の宣伝を入れてね』って掲載オッケーが出た」とのことで、撮った本人たちが驚いちゃったんですって。

 その「宣伝して欲しい」映画というのはご存知、8月24日に公開された木村拓哉さんと二宮和也くんのW主演作『検察側の罪人』のこと。1つの殺人事件を巡っての2人の個性派検事が対立、正義とは一体何なのかを問うミステリー作品で、公開前から話題づくりはすごかったのよね。

 木村拓哉VS二宮和也という事務所の看板二大スターの名をおとしめることは絶対に出来ないと、公開前からそりゃあビックリするぐらい宣伝活動をしていて、アツなんかは「いやいや、木村さんとニノちゃんなら大丈夫でしょう? そんなに必死にならなくてもみんな見るよ~」なんて気楽に考えていたから安心してたんだけど、事務所サイドは「安心は出来ない」と、テレビはもちろん雑誌などの取材も全て受けまくってフル稼働。結果、「一番大切な公開スタートからの3日間」の興行成績は……映画ランキング第1位の好結果で、配給元の東宝さんも「とりあえずホッと一安心」したそう。

 まぁ、あれだけ事前に露出すれば誰の頭の中にも「木村拓哉と二宮和也の初共演映画が始まるのか」って、何となくでも確実に印象に残ったわよね。たとえジャニーズに全く興味のない人たちだって、記憶しちゃったんじゃないかしら? 覚えているだけでも2人で宣伝活動のために出演した番組は『ぴったんこカン・カンスペシャル』(TBS系)、『NEWS ZERO』(日本テレビ系)、『めざましテレビ』(フジテレビ系)等などたくさん。

 そして『ミヤネ屋』(日本テレビ系)では木村さんが単独でゲスト出演して、デビューした娘・Kōki,ちゃんについて初めてコメント。一緒に見ていた木村ファンの先輩女性記者は「とうとうこんな日がきたのね。決して家庭の匂いはさせないのが鉄則だったのに。木村くんが父親として発言してるわぁ」と涙目。

 確かに、I女史がマネージングをしていた時は「家庭人・木村拓哉」の顔は絶対に表に出なかったものね。でもインタビューなんかでは紙面には載せなかったけど、よく家庭のこともポロリと話してくれてたんだけどな。ただ、いくらKōki,ちゃんが実際にモデルデビューをしたとはいえ、「家庭人・木村拓哉」の顔は長年の熱烈拓哉ファンには刺激が強かったらしく「立ち直るのに時間がかかりそう」とヤケ酒を飲みに行ってたけど……。

 ニノちゃんも単独で『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)に出演したり、自らの番組『VS嵐』(フジテレビ系)のプラスワンゲストとして映画共演者の吉高由里子ちゃんが登場したり。彼女特有の独特の間を持った怖いもんナシのおしゃべりで、とっておきの映画撮影裏話を披露したりとフル回転で、「もうこれでもかの宣伝活動で、公開前にお腹いっぱい」になっちゃった人もチラホラ。とにかく目を見張るほどの全力宣伝活動が展開されて、嬉しいやら、どことなく切ないやら……だったのよね。

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秘密のアツコちゃん

約20年間、アイドル、タレント、女優、俳優、監督や脚本家など、さまざまな業界人とともに仕事をしてきた結果、気づけばとんでもなく情報通に。毎日、テレビ局や出版社、レコード会社や映画会社などに日々出没し、マスコミ界隈をふわりふわりと歩き回っている。

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