佐藤健でワンツーフィニッシュ
さまざまな思惑が交差して、佐藤健の不思議な出番へとつながったと思しき今回の『義母と娘のブルース』。そんな佐藤がやっと本線に合流し始めた第6話が13.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、パン屋の主人としてほぼ出ずっぱりだった第7話が15.1%と、同作自己最高を記録。佐藤が本格的に出演するようになって、視聴率がうなぎ上りなのである。そして、8月29日発表の週間視聴率ランキングでは、連続ドラマに限定すると1位『半分、青い。』(24日放送分、23.1%)、2位『義母と娘のブルース』(21日放送分、15.1%)と、佐藤出演作品でワンツーフィニッシュ。業界的には「数字(視聴率)を持ってる」ことがはからずも証明された格好となった。
30歳を目前にして、「脇役でも数字が取れる」と実証された佐藤健。このまま主演作『億男』もヒットすれば、さらなる人気俳優に化けること必至だ。
【文/藤原三星(ロボティア編集部)】
【著者】
藤原三星(ふじわら・さんせい)
ドラマ評論家・コメンテーター・脚本家・コピーライターなど、エンタメ業界に潜伏すること15年。独自の人脈で半歩踏み込んだ芸能記事を中心に量産中。
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