カッコよすぎる53歳・吉川晃司の俳優活動を徹底検証

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【2010年代】『あぶない刑事』最後の敵を熱演。『下町ロケット』にも再登場!

 40代後半となり頭髪が白くなってきた2010年代の吉川は、ヴォーカルに円熟味を増し、第一線のロックミュージシャンとして走り続けている。ライブで定番となっているシンバルへのハイキック、“シンバルキック”も健在だ。また、11年に東日本大震災のチャリティ目的でCOMPLEXの再結成を実現させたのも大きなトピックだろう。

 一方で、俳優業もペースを落とすことなく続けている。2010年には、『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE』(監督:田崎竜太)に出演。1度ではとても頭に入らないタイトルだが、注目すべきなのは「feat.スカル」の部分だ。吉川が前作に続き演じる人物が変身するのは「仮面ライダースカル」。つまり、この作品は実質スカル推し、スカルが主役だ。

 また、主人公(豊川悦司)のライバル的な人物を演じた同年の『必死剣 鳥刺し』(監督:平山秀幸)の演技は高く評価され、「日本アカデミー賞」の優秀助演男優賞を受賞している。

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2010年公開の映画『必死剣鳥刺し』DVD版のジャケット(販売はポニーキャニオン)

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2010年公開の映画『るろうに剣心』にも出演。(写真は、アミューズソフトエンタテインメント発売のDVD版)

 2013年には杉原千畝を演じたミュージカルの再演もあった。さらに31年続いたシリーズの最終作『さらば あぶない刑事』(16年/監督:村川透)には、究極のラスボス的な役で登場し強烈な印象を残している。やはり、ここでも、“主役ではないが重要な役”であった。

「もともとアイドル的な人気があった俳優には、いつまでも若いイメージの役ばかりやりたがる傾向がありますが、吉川はそうではない。また、主役に固執しせず、悪役、敵役も引き受ける。知名度、存在感に演技力が追いつき、俳優としての価値が年々高まっています」(前出の映画雑誌ライター)

 また、冒頭で触れたボランティア活動の件もそうだが、若年層にも刺さるエピソードも多く、「カッコいい大人」「魅力的な中年男性」としてますます魅力を増している。そんな部分も手伝い、俳優として今後もオファーが絶えないだろう。

 この10月からは、財前部長役が好評だったテレビドラマ『下町ロケット』(TBS系)の続編への出演が決まっている。

◎吉川晃司の俳優としての出演作一覧〈2010年代〉
(★は主演作)

2010年
映画『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE』(配給:東映)
映画『必死剣 鳥刺し』(配給:東映)
テレビドラマ『素直になれなくて』(フジテレビ系)

2011年
映画『ワラライフ!!』(配給:ファントム・フィルム)

2012年
映画『るろうに剣心』(配給:ワーナー・ブラザース映画)
舞台『陽だまりの樹』★ *上川隆也とW主演

2013年
テレビドラマ『八重の桜』(NHK)
ミュージカル『SEMPO~日本のシンドラー 杉原千畝物語~』★ *再演

2015年
テレビドラマ『下町ロケット』(TBS系)
映画『ベトナムの風に吹かれて』 (配給:アルゴ・ピクチャーズ)

2016年
テレビドラマ『精霊の守り人』(NHK)
映画『さらば あぶない刑事』(配給:東映)
映画『秘密 THE TOP SECRET』(配給:松竹)

2018年
テレビドラマ『都庁爆破!』(TBS系)
テレビドラマ『黒書院の六兵衛』(WOWOW)★

(文/ミゾロギ・ダイスケ)

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