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採用現場での女性差別の実態 転職の面接時に女性差別を感じた人は95%

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Thinkstock/Photo by Tomwang112

 転職サイト「Bright転職」は先月、転職経験のある159人の女性を対象に実施した「転職活動での女性差別」に関するアンケート結果を発表。「中途採用の面接の際に、女性差別を感じたことはありますか?」という設問に、95%の女性が「はい」と回答した。全ての回答が最近の出来事についてのものではなく、いつの時代に女性差別を受けたと感じたかは判然としないが、採用現場で95%の女性が差別を感じたというのは衝撃的な結果である。

「生理でホルモンバランスが崩れて仕事に支障をきたす」と言われた

 同調査ではどのような差別を受けたのか、具体的な内容も寄せられている。

<20代前半の頃に面接を受けた際、職歴をバカにされ、うちで働くくらいなら、女なんだから親に面倒見てもらって過ごすか、早めに結婚したら? と言われました。(26-30歳・会社員)>
<面接時に、最近結婚する予定ある? この前とった子も一年経たずに結婚してやめられたから困ってるんだよね。すぐ辞めないよね? と堂々と言われた。(26-30歳・会社員)>
<女性は結婚、出産ですぐに仕事を辞めてしまうから採用しても長くは働いてもらえないと愚痴をこぼされ、最後には女性は生理などでホルモンのバランスを壊しやすくて仕事に支障をきたすとまで言われた。(26-30歳・会社員)>
<グループ面接の際、男性には仕事のことやこれまでの経歴などを中心に質問があったのに対し、女性である私には、なぜまだ結婚していないのか、これから結婚する予定はあるのかなどの個人的な質問が多く、どんな知識、経験があるのかなどはほとんど聞かれなかった。(36-40歳・会社員)>

 予想通りではあるが、結婚や出産に関連した差別が多かった。26-30歳と若い会社員たちが「女なんだから~」「女性は長く働かないから~」「女性は生理があるから~」という言葉をかけられているということは、こうした認識を振りかざす採用現場が今も少なくないということの証明であり、残念でならない。

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宮西瀬名

フリーライターです。ジェンダーや働き方、育児などの記事を主に執筆しています。
“共感”ではなく“納得”につながるような記事の執筆を目指し、精進の毎日です…。

twitter:@miyanishi_sena

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