政治・社会

『news zero』サブキャスター青山和弘のセクハラ降板をひた隠しにする日本テレビの説明責任

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『NEWS ZERO』(日本テレビ系)番組ホームページより

『NEWS ZERO』(日本テレビ系)番組ホームページより

 10月からの番組リニューアルにともない、NHKを退職した有働由美子氏をメインキャスターに迎える『NEWS ZERO』(日本テレビ系/10月からは『news zero』が正式名称)。リニューアル版スタートまで1カ月を切った段階で番組を激震させる事態となっている。有働由美子氏とともにサブキャスターを務めるかたちで調整中と伝えられていた日本テレビ政治部記者の青山和弘氏が突然降板し、さらに、報道局から日本テレビホールディングス経営戦略局に異動になっていたと報じられたのだ。

 騒動の一報を伝えたニュースサイト「NEWSポストセブン」(2018年9月4日付)によれば、『NEWS ZERO』降板の原因は女性社員に対するセクハラであるという。青山和弘氏は、酩酊した20代の女性社員に対して肉体関係を強いた疑いがあると報じられている。当初、女性社員はセクハラ被害を訴え出るか逡巡していたそうだが、他にも同様の被害に遭っている女性がいることを知り、告発を決意したという。

 青山和弘氏のセクハラ行為が許されざるものであることは言うまでもないが、もうひとつ問題なのが日本テレビ側の対応である。

 9月4日には有働氏を中心とした新しい『news zero』の面々が揃っての会見が行われたが、もちろんそこに青山氏の姿はなく、空席となっているサブキャスターの席についての説明もなかった。

 今回の青山氏のセクハラをめぐって、いまのところ日本テレビは説明を徹底的に拒否している。

 ニュースサイト「デイリースポーツ online」(2018年9月5日付)では日本テレビ社長室広報部が<個別の記事の事実確認についてはお答えしていません>と回答。また、ニュースサイト「日刊スポーツ」(同日付)に対しても広報部が<お答えできません>との回答を示している。

 強い社会的影響力をもち、セクハラ問題に関しても模範となるべき在京キー局のテレビ局がこの有り様なのはあまりにもひどい。最低限、なにがあったのかを自ら説明し、再発防止策などについても答えるのが、大手メディアとしてあるべき態度なのではないだろうか。

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