社会

フジ三田友梨佳アナ台風中継であわや大惨事 危険映像をわざわざ撮りに行くことの是非

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 おりしも8月29日放送の『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)で有吉弘行が、台風情報などを記者が現地から中継する風習について「アナウンサーの人が外に行って中継する必要ってあんの?」と疑義を呈していた。たとえばこの夏は大変な猛暑による熱中症の被害が相次いだが、わざわざ暑い屋外と中継をつなぐことを疑問視。台風中継については「『気をつけてください!』って、じゃあ行かすなよ。無人カメラとかいっぱいあるじゃん」。一方でマツコ・デラックスは「それはもう諦めようよ」と諌めた。

 テレビ朝日に所属する久保田直子アナウンサーは、「独自性を出したいじゃないですか」と、その番組ならではの映像を撮りたいからわざわざ中継していると説明した。視聴率を稼ぎたいということなのだろうが、それは危険な映像が視聴率に結びつくと意図していることになる。また、敢えて危険とわかっている場所に人を派遣したところで、数字が良くなるとは言えないだろう。

 NHKは4日の台風報道で各地の状況を伝えるにあたって、ホテルや建物の上層階から窓の外を撮影した映像を流し、「安全な建物の中から中継しています」と繰り返した。スタッフを危険にさらさぬよう考慮し、屋内での中継を敢行したNHKのスタイルには、視聴者から好意的な反応が相次いだ。災害の危険性を伝えるにあたって、衝撃映像を撮る必要はないのではないだろうか。

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