
『YUYA』(創出版)
女優の三田佳子(76)の次男、高橋祐也容疑者(38)が、覚せい剤使用の疑いで逮捕された。高橋容疑者は10日夜、東京・渋谷区の飲食店でトラブルを起こし、通報を受けた警察官が調べたところ、覚せい剤の陽性反応が出たという。調べに対し、高橋容疑者は「覚醒剤を使ったことは間違いありません」と、容疑を認めているという。高橋容疑者が覚せい剤をめぐって逮捕されるのはこれで4度目となる。
1998年、高橋容疑者は高校在学中に1度目の覚せい剤取締法違反で逮捕されている。当時、高橋容疑者は未成年だったこともあり、母の三田佳子が責任を追及されることになった。三田佳子は記者会見を開き、契約していたCM7社を降板、女優活動の10カ月間自粛など、イチ高校生の薬物事件であるにも関わらず、芸能界や世間を巻き込んでの大スキャンダルに発展していた。
それからたった2年後の2000年、高橋容疑者が自宅の地下室に友人らを招いて“覚せい剤パーティー”を開催していたことが発覚し、再び覚せい剤取締法違反で逮捕。さらに2007年にはコンビニエンスストアのトイレで覚せい剤を使用していたところ、駆けつけた警察官によって現行犯逮捕され、1年6カ月の実刑判決を受けていた。
ここでも母の三田佳子は「すべては私たち夫婦の教育の失敗」と謝罪するまで追い込まれた。他方で、依存症は自らの意思の力だけではどうにもならない問題でもあり、高橋容疑者も2008年にはアルコール・薬物依存リハビリセンターに入所して薬物依存の治療に専念して社会復帰を目指していたという。2010年には一般女性と結婚して長男と次男をもうけており、父親としての自覚も育ていた。
しかし、その家庭生活も長くは続かなかったようだ。
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