経営者の意識次第で睡眠時間は確保できる
厚生労働省が公表している「時間外労働削減 好事例集」には、長時間労働を抑制し、従業員の健康を確保することに成功した企業が紹介されている。
日立物流ファインネクスト株式会社館林営業所では、従業員が「どうすれば残業せずに早く帰れるか」という意識が持てるよう、あえて忙しい日にノー残業デーを設定した。その結果、残業時間が減ったことを実感しているようだ。
株式会社ミートサプライ草加工場は、残業したい時は事前に管理職に許可を取らなければいけない「事前申請制度」を導入。それまでは残業ありきで業務を進めていた部署もあったようだが、「仕事が終わらないから残業しよう」が通用しなくなったため、効率的に働く意識を従業員に根付かせることに成功したという。
方法は様々だが、企業の覚悟一つで長時間労働を減らすことはできる。経営陣こそが現状の働き方を変えることに積極的になってほしい。
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