教えるだけでなく指導者も学ぶ必要がある
今もっとも大衆が注目しているスポーツといえば、なんといってもテニスだろう。尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏は10日、「やったね! 全米テニス優勝! 大坂なおみさん」というタイトルのブログを更新し、全米オープンで日本人初のシングル制覇を果たした大坂なおみ選手を「しなやかな優しさ すてきなメンタルです」と称えた。
さらに、「去年12月からドイツのサーシャコーチに変わったとたん わずか数カ月でグランドスラム優勝にまで導いたのです! ポジティブシンキング 我慢 体罰じゃなく口で諭したのです」と大坂選手の専属コーチであるサーシャ・バイン氏の指導力にも言及。サーシャ氏の指導方法を賞賛する向きは、日本のスポーツ番組でも顕著だった。
おりしも日本では今、体操界が、コーチから選手への暴力指導が表面化したにもかかわらず選手がコーチを擁護、さらに協会によるパワハラも同時発覚という混沌の真っ只中というタイミングだが、圧力や恫喝による選手育成は今すぐにでも撤廃されなければならないだろう。
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